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数十前と比べて平均気温が上がり、雪が降らない地域も出てきましたが、まだまだ日本ではスタッドレスタイヤが必要です。
雪が多い地域はもちろんのこと、それ以外の地域でも路面が凍結している可能性も考えられますので、万が一に備えて装着しておく必要があります。
しかし、国内・外問わずタイヤメーカーはたくさん存在し、正直なところどれを選んだらいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
タイヤ交換のプロの目線からおすすめするスタッドレスタイヤは、以下の通りです。
- ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX2
- ヨコハマタイヤ iceGUARD(アイスガード)6 iG60
- グッドイヤー ICE NAVI(アイスナビ)7
- ダンロップ WINTER MAXX(ウィンターマックス)03
- トーヨータイヤ OBSERVE(オブザーブ)GIZ2
- ミシュラン X-ICE SNOW(エックス アイス スノー)
本記事では、これらのタイヤの詳しい特徴をご紹介していくとともに、スタッドレスタイヤに関しての知識や、おすすめスタッドレスタイヤの比較表もあわせてご紹介していきます。
ウインターシーズン前の準備として、ぜひ参考にしてみてください。
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もくじ
スタッドレスタイヤの特徴や性能
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤと違い、ゴムの素材自体が異なりますので、別モノとして考えておく必要があります。
スタッドレスタイヤは、雪道や凍結した路面でも地面を捉えてコントロールできるように設計されています。
雪深く積雪量が多い路面を走行する時は、タイヤチェーンを併用することも検討しましょう。
中には「チェーン装着車以外通行止」の規制がある道路も存在しますので、積雪量が多い地域に在住であればスタッドレスタイヤとタイヤチェーン両方が必要になります。
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スタッドレスタイヤは、もちろん通常の路面でも問題なく走行できるようになっていますが、ゴム自体が柔らかいため、ノーマルタイヤと比べて摩耗が早い特徴もあります。
ですので、おすすめのスタッドレスタイヤを選ぶ前に、まず性能を知っておく必要があります。
- 氷上性能
- 雪上性能
- 寿命・耐摩耗性能
- ドライ性能&ウェット性能
- 燃費性能
- 価格
それぞれ詳しく見てきましょう。
1.氷上性能
スタッドレスタイヤを選ぶポイントとして一番気になるのが氷上性能ではないでしょうか。
特に日本の気候は、夜間に雪が降り、日中気温が上昇することにより雪が溶けます。その状態で再び夜間で気温が下がると、路面が一気に凍り始めます。これを「アイスバーン」とも言い、大変滑りやすく危険な状態でもあります。
また、夜間の気温低下は路面に霜を発生させますので、雪が降っていないと思っても油断は禁物。このような状況でも安全に走行できる氷上性能が必要ですので、忘れず確認しておきたいところです。
2.雪上性能
雪が積もった路面を走行すると踏ん張りが効かなくなり、タイヤが空転(スタック)することもあります。
また、一度タイヤで踏み固められてシャーベット状になった路面は摩擦係数(μ:ミュー)が低くなり、とても滑りやすい状態です。
一般道の摩擦係数(μ:ミュー)
- 一般的な路面・・・0.8
- 積雪路・・・0.2〜0.5
- 氷結路・・・0.1〜0.2
このような路面でも滑らず走行できるような性能を雪上性能と言います。
特に都市部など交通量が多い地域はカチカチに雪が踏み固められることが多いため、雪上性能が高いタイヤ選びが欠かせません。
3.寿命・耐摩耗性能
最近のスタッドレスタイヤはゴムの材質が向上したため、保管状態が良ければ製造年から3年程度経過しても性能の低下はありません。
ですので、スタッドレスタイヤの寿命を言うならば、車に装着されてから3年程度というのがひつとの目安となります。
また、ブリヂストンやヨコハマタイヤなどのメーカーから販売されている製品の中には「4年使用可能」と公式に発表されているものもあります。
一方、トレッド面の摩耗状態はメーカーやタイヤの種類によって大きく異なりますので、購入時に耐摩耗性能のチェックはしておきたいところですね。
4.ドライ性能&ウェット性能
スタッドレスタイヤを装着しているとは言っても、常に雪道や凍結路面を走行するわけではありません。ノーマルタイヤ同様、いつも通りのドライ路面や雨の日のウェット路面も走行します。
しかしドライ性能&ウェット性能に関してはスタッドレスタイヤの方が性能が低いので、急制動をした際にノーマルタイヤのように止まれません。
特にウェット路面での制動力低下は危険を伴うこともありますので、いつもより車間距離を取ったり、速度を抑える必要があります。
最近発売されたスタッドレスタイヤの中には、ウェット性能の低下が少ない製品も出てきましたので、確認ポイントの一つとして覚えておきたいところですね。
5.燃費性能
柔らかいゴムが使われているスタッドレスタイヤは、路面との接地面が多く、転がり抵抗が大きいのがネックですので、ノーマルタイヤと比べると燃費が悪くなりがち。
ただし最近は燃費性能を意識して開発したタイヤが販売されているため、できれば燃費性能も良いものを選びたいですね。
基本的にタイヤの燃費性能は転がり抵抗によって決まります。ラベリング制度で言うと抵抗係数が「A」以上、ウェットグリップ性能が「d」以上であれば低燃費タイヤであるとも言えます。
金額の方は少し高くなってしまいますが、使用頻度によっては、すぐに元が取れることもありますので、結果的に低燃費タイヤを選んだ方がお得になることもあります。
6.価格
忘れてならないのがタイヤの価格。ここまでご紹介してきたように、スタッドレスタイヤはたくさんの性能が求められます。
タイヤだけでなく全てのものに言えることですが、性能が優れているものは値段が高くなります。
購入費用の予算に応じて、求めている性能と価格の両方が釣り合うようなタイヤを見極める必要があります。
スタッドレスタイヤの寿命を判断するポイント
一部のタイヤでは4年使用可能とも言われているスタッドレスタイヤ。しかし保存状態によって寿命は大きく異なりますので、一概に使用期間では判断できません。
そのため、所持しているスタッドレスタイヤを目視で確認する方が良いでしょう。実際に確認する項目は、以下の2点となります。
- 「プラットフォーム」が見えたら交換
- ひび割れや硬化があるかどうかチェックする
雪が入り込んでもしっかり地面を捉えるために、スタッドレスタイヤの溝はノーマルタイヤと比べて深く設計されています。
残り溝が少ないとかなり危険な状態になりますので、スリップサインが出るまで使えると考えない方が良いでしょう。
スタッドレスタイヤは、残り溝が半分を切ると見える「プラットフォーム」と呼ばれるマークが見えますので、プラットフォームマークが見えたら交換するようにしましょう。
また、タイヤの周囲を見渡し、ひび割れや傷がないかもチェックします。ひび割れや傷は走行中にパンクやバーストを引き起こす可能性があります。
おすすめのスタッドレスタイヤ6選
それではおすすめのスタッドレスタイヤを見ていきましょう。
- ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX2
- ヨコハマタイヤ iceGUARD(アイスガード)6 iG60
- グッドイヤー ICE NAVI(アイスナビ)7
- ダンロップ WINTER MAXX(ウィンターマックス)03
- トーヨータイヤ OBSERVE(オブザーブ)GIZ2
- ミシュラン X-ICE SNOW(エックス アイス スノー)
メーカーごとに特徴や、その商品が持っている性能も異なりますので、自分に合ったものを探してみてください。
ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック)VRX2
タイヤメーカー最大手であるブリヂストンから販売されている最新モデルとなります。
「ブリザック」シリーズは雪上性能が高いのはもちろんのこと、氷上性能の高さにも定評があります。
ブリヂストンも「ダントツの氷上性能を追求し続けること」と掲げており、降雪地帯での装着率は16年連続でNO.1という成績もあります。
特に北海道需要都市での装着率は50%近くと圧倒的。札幌市内のタクシーでは70%以上となっています。
そんなブリザック VRX2の特徴を見ていきましょう。
地面をしっかり捉えるタイヤパターン
トレッド面には3本の縦溝が刻まれていますが、注目すべきは横方向の溝。ブロックに刻まれたサイプの密度を減らし、ブロック自体の剛性の高さを保持しています。
ブロックの倒れ込みを抑えることで接地性を高めるように設計されており、柔らかいゴムで地面をとらえるというより、路面をひっかけるようなイメージですので、氷上でも安心して走行することができます。
安定したブレーキング・コーナリングができる
ブロック剛性を高めた結果、氷の路面では接地面が高まり、グリップ性能が大幅に向上しています。
そのためブレーキングやコーナリングが非常に安定しています。また、地面の蹴り出しのグリップ感が高まり加速もスムーズ。特にハンドルを切った時の反応の良さは、スタッドレスタイヤの中でもトップクラスと言えるでしょう。
静粛性が高く乗り心地も抜群
これまでのスタッドレスタイヤでは快適性まであまり追求されていませんでした。
特にスタッドレスタイヤはノーマルタイヤと比べて接地面が大きくなりがちですので、ロードノイズがどうしても気になりがち。
しかしブリザック VRX2はドライやウエット路面走行時の快適性も考慮されて開発されていますので、走行音を気にせず快適な車内を過ごせます。
参考[比較]ブリヂストン BLIZZAK VRX2とVRXの違い[スタッドレス試乗レビュー]
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※こちらの記事ではブリザック VRX2についてさらに詳しくご紹介しています。
ヨコハマタイヤ iceGUARD(アイスガード)6 iG60
ヨコハマタイヤを代表するスタッドレス「アイスガード」シリーズの最新モデル。
アイスバーンでのハンドリングの良さや雪上性能が優れていることはもちろん、4年後も経年変化が少ないと言われるほど長持ちのタイヤです。
氷上や雪上だけでなく、通常の路面での性能も考慮されて開発されているため、普段の使い勝手も抜群。そんなアイスガード6 iG60の特徴も見ていきましょう。
ウェット路面でも高いグリップ力を発揮
通常のスタッドレスタイヤはゴムが柔らかく、偏った接地面となることが多く、ウェット路面が苦手な印象を与えます。
しかしアイスガード6 iG60は接地形状とブロック構造、コンパウンドの3つを考慮することにより、ウェット路面に強いタイヤとなっています。
接地圧の均一化や、急制動をしてもブロックが噛み合いゴムが倒れにくいなどの構造をしています。その結果、タイヤが安定して路面に接地するため、雨の日でもしっかり地面を捉えてくれます。
静粛性も考慮されているため静か
複雑なパターンによって耳障りな音がしてしまうスタッドレスタイヤですが、アイスガード6 iG60はパターンに配列を緻密に計算し、ロードノイズが極力発生しないような設計となっています。
スピードを上げるほど目立つはずのタイヤノイズですが、意識しなければ気にならないレベル。
従来型であるアイスガード5のパターンノイズと比べると33%減となっています。クラウンなどのセダンにもオススメのタイヤです。
転がり抵抗の軽減により低燃費効果も
従来までのアイスガードのコンセプトは、「氷に効く」「永く効く」「燃費に効く」となっており、アイスガード6 iG60でも、当然のように受け継がれています。
タイヤが転がるときのタイヤサイドのたわみを最適化することで、エネルギーロスを大幅に低減。また、低発熱ベースゴムの採用によって転がり抵抗も低減しています。
※アイスガード6 iG60については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
参考[比較]iceGUARD6(アイスガード6)とiceGUARD 5 PLUS(アイスガード5プラス)の違い
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グッドイヤー ICE NAVI(アイスナビ)7
グッドイヤーが投入しているスタッドレス「アイスナビ」シリーズ。
1997年の初投入から20年以上の歴史が刻まれており、その中の最新シリーズとなります。氷上ブレーキ性能の向上が最大のポイントで、どのような路面でも安定して走行できるプレミアムスタッドレスとしての位置付けです。
万能タイヤを求めている方に最もおすすめできるモデルとも言えるのではないでしょうか。そんなアイスナビ7の特徴も見てきましょう。
どんな路面でも対応する新パターン
アイスナビ7は大型センターブロックの5リブ構造と4本の縦溝が採用されており、氷上でのブレーキやコーナリング性能が大きく向上しています。
また、ドライやウェット路面など、どのような路面においても直進安定性が優れているのも大きな特徴です。
改良コンパウンドの採用で優れたグリップ力も発揮
コンパウンドには、路面状況の変化や温度の影響を受けにくく、柔軟性が高いシリカを細分化した「エキストラ・コンタクト・コンパウンド」を採用しています。
低温でもゴムの柔軟性を確保し、路面の細かい凹凸でもガッチリ掴んでくれますので、グリップ力も抜群。
先ほどご紹介した新パターンと改良コンパウンドの組み合わせにより、従来品と比べアイス性能は7%向上、ウェット性能は2%、転がり抵抗は4%向上しています。
左右非対称パターンの採用でロングライフも実現
左右非対称パターンのタイヤを採用することで、偏摩耗時にローテーションしやすく、ロングライフを実現。
片減りをしても、こまめにIN・OUTを変えれば、何シーズンも安定して使い続けることができます。
摩耗に対して非常に大きなアドバンテージをもっているところがこのタイヤの大きな特徴です。
ダンロップ WINTER MAXX(ウィンターマックス)03
2020年8月発売のダンロップのタッドレスタイヤがウィンターマックス 03です。
ダンロップ史上最高の氷上性能とも言われており、路面との密着性を考慮して考えられた設計で、随所に最新技術も投入されています。
そんなウィンターマックス 03の特徴も、最新技術とともにご紹介していきます。
ナノ凹凸ゴムの採用で氷上走行性能が大幅に向上
ウィンターマックス 03一番の特徴であるのがナノ凹凸ゴムの採用。
タイヤ表面にナノレベルの凹凸構造が施されているゴムが使用されています。この凹凸が路面の水膜を除去してくれるため氷への密着性を向上。
また、ナノ凹凸ゴム自体は柔軟性にも非常に優れていますので、氷に隙間なく密着させることができるのです。このおかげで氷上ブレーキ性能は22%、氷上コーナリング性能は11%向上しています。
液状ファルネセンゴムの採用でロングライフ
スタッドレスタイヤは劣化によりゴムの硬化が進むのがネガなところ。しかしウィンターマックス 03は液状ファルネセンゴムを使用することで、低温下での密着とゴムの柔らかさも実現しています。
このおかげで時間が経ってもスタッドレスタイヤの柔らかさを維持し続けてくれます。
しなやかなパターンで高い静粛性も実現
いくらスタッドレスタイヤとはいえ、ほとんどの走行シーンは普段通りの舗装路ではないでしょうか。
ウィンターマックス 03は静粛性が大幅に向上しているため、日常生活を行う上でも使い勝手抜群。従来型と比べると、パターンノイズを17%抑えることに成功しています。
トーヨータイヤ OBSERVE(オブザーブ)GIZ2
オブザーブ GIZ2はトーヨータイヤから発売される新スタッドレスタイヤです。
従来型のオブザーブGARIT GIZは「吸水+密着+ひっかき」3つの特徴がありました。
もちろん今回のオブザーブ GIZ2では。より性能が進化していることに加え、最新のパターンも採用されており、ますます性能に磨きがかかりました。
3連ブロックの採用により効果的なエッジ効果を発揮
トレッド面を見ていただくとわかりますが、3つのブロックが1体構造になっているため、発進時や制動時にブロックが倒れることがありません。そのため優れたエッジ効果を発揮し、安定感を与えてくれます。
また、このパターン配置は縦にも横にも効果を発揮するため、加速や減速、コーナリングなど、あらゆるシーンで安定した走行を実現しています。
吸着クルミゴムが地面をしっかり捉えて安定したグリップも実現
持続性密着ゲルを配合した吸着クルミゴムの採用により、氷上性能でも長く効果を発揮します。
路面への密着性が欠かせないスタッドレスタイヤにとってゴムの硬化はどうしても避けたいところ。持続性密着ゲルはコンパウンドの硬化を抑える働きがありますので、アイスバーンなど凍った路面にも強いと言えるでしょう。
ミシュラン X-ICE SNOW(エックス アイス スノー)
フランスのタイヤメーカーでもるミシュランから発売されているエックス アイス スノー。
実は日本の冬季路面のあらゆるシチュエーションを分析し、高いレベルの性能を発揮できるタイヤとして作られています。
走行性能だけでなく、履き替え時まで効果が持続するコンパウンドやトレッドパターンの採用により、お財布にも優しいタイヤとも言えるでしょう。
アイスブレーキング性能の向上でしっかり止まれる
新コンパウンドである「エバー・ウインター・グリップ」コンパウンドを採用し、高いブロック性能を発揮。
タイヤ表面に存在する不均一な凹凸が水膜を破って氷を捉え、高いグリップを発揮します。そのため氷上でのブレーキ性能が優れ、しっかり止まれます。
耐摩耗性も高く長持ち
ポリマーベースの配合物を使用すことで、ロングライフも実現。また、V型ラインのトレッドパターンは効率よく雪や水を排出してくれるため、タイヤが摩耗しても安定したグリップをキープしてくれます。
摩耗してからも安心して使用できますので、お財布にも優しいスタッドレスタイヤとも言えるのではないでしょうか。
スタッドレスタイヤの性能比較
ブリヂストン BLIZZAK VRX2 | ヨコハマタイヤ iceGUARD 6 iG60 | グッドイヤー ICE NAVI 7 | ダンロップ WINTER MAXX 03 | トーヨータイヤ OBSERVE GIZ2 | ミシュラン X-ICE SNOW | |
---|---|---|---|---|---|---|
氷上性能 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
寿命・耐摩耗性能 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
特徴 | ・地面をしっかりとらえる ・安定したブレーキング・コーナリング ・静粛性が高く乗り心地も抜群 | ・ウェット路面でも高いグリップ力 ・静粛性も高い ・低燃費効果もある | ・どんな路面でも対応する新パターン ・優れたグリップ力 ・ロングライフも実現 | ・氷上走行性能が大幅に向上 ・ロングライフ ・高い静粛性 | ・効果的なエッジ効果 ・安定したグリップ | ・アイスブレーキング性能の向上 ・耐摩耗性も高く長持ち |
※横にスクロールできます
まとめ
今回ご紹介しただけでも、かなりの種類があることがわかります。ですので、そのタイヤがどのような特徴を持っているのかや、自分が重視する特徴をしっかり把握してから選ぶことが大事。
また、どうしても迷ったときは、人気のある新製品を選べば間違いないとも言えるでしょう。
スタッドレスタイヤに求められる基本性能はもちろん、静粛性や低燃費性能も考えられているため、選んでおけば間違いのない製品です。
また、各タイヤの性能や特徴について知りたいという方であれば、当店へお気軽にお問い合わせください!
当店では今回ご紹介したすべての商品をお取り扱いしております。
タイヤの知識が豊富なプロが揃っておりますので、さらに詳しい情報をご提供し、一緒に最適なタイヤ選びをさせていただきます!
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