近年はSUVの人気が高まってきました。
最近のSUVは、ホンダのヴェゼルやマツダのCXシリーズなど、スタイリッシュなクロスオーバーSUVや、ヤリスクロスオーバー、フィットクロスター、ノートクロスオーバーなどコンパクトカーから派生したSUVなど、魅力的なモデルが増えてきました。
それに合わせてSUV用のタイヤも、アスファルト路面での乗り味を重視したコンフォート系のタイヤや、本格的なオフロードタイヤなど、様々なモデルが登場してきました。
また、オフロードタイヤは、ざっくりと次のように分けられます。
- オールテレーンタイヤ(A/T)・・・あらゆる路面の走行を想定して設計されたタイヤ
- ラギッドテレインタイヤ(R/T)・・・A/TとM/Tの中間の性能を持つタイヤ(ラギッド=ゴツゴツした、無骨な)
- マッドテレーンタイヤ(M/T)・・・悪路走行に特化して設計されたタイヤ
中でもゴツゴツとしたブロックを持つマッドテレーンタイヤは、走破性だけではなく、大きなドレスアップ効果も見込めます。
さらに最近では、国内メーカーのヨコハマタイヤとトーヨータイヤが主力のマッドテレーンタイヤをモデルチェンジしたため、注目度はさらに高まっています。
そこで今回は、各メーカーから発売されているおすすめのマッドテレーンタイヤを紹介・比較していきます。
※今回ご紹介するタイヤは、全て当店で取り扱っております。気になるタイヤがございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
もくじ
- マッドレテーンタイヤって何?
- おすすめのマッドテレーンタイヤ
- ヨコハマタイヤ GEOLANDAR X-MT(ジオランダー X-MT)
- ヨコハマタイヤ GEOLANDAR M/T(ジオランダー M/T)
- ブリヂストン DUELER M/T(デューラー M/T)
- BFグッドリッチ Mud-Terrain T/A KM3(マッドテレーン T/A KM3)
- トーヨータイヤ OPEN COUNTRY M/T(オープンカントリー M/T)
- ダンロップ GRANDTREK MT2(グラントレック MT2)
- マキシス MT-764 Bighorn(MT-764 ビックホーン)
- ナンカン MUDSTAR(マッドスター)
- ニットー Mud Grappler(マッド グラップラー)
- ニットー Trail Grappler M/T(トレイル グラップラー M/T)
- まとめ
マッドレテーンタイヤって何?
まずはマッドテレーンタイヤについてご説明していきます。
マッドテレーンタイヤは、もともと軍用のタイヤとして、不整地でも安定したトラクションを発揮できるように開発されたものです。
そのため、トレッド表面には、ゴツゴツとした大きなブロックが敷き詰められています。
ちなみに「マッドテーン」の「マッド」はMad=泥、「テレイン」はTerrain=地形を意味しています。
特徴的なブロックの立体構造が、砂や泥を踏み固めながら引っ掻いてくれるため、悪路でもノーマルタイヤと比べて安定したグリップを発揮します。
また、肉厚でタイヤ全体に固いゴムが使用されており、岩や突起物などの固いものにぶつかっても、パンクしにくい特徴を持ちます。
さらに、モデルによってはブロックがサイドまで広がっているため、装着するだけで、足回りがアグレッシブな印象できますので、ドレスアップ効果も期待できます。
ほかにも、マッドテレーンタイヤは、タイヤの幅、扁平率、インチをそれぞれサイズアップする目的にも使用されます。
ただし、マッドテレーンタイヤには、いくつかの弱点もあります。
マッドテレーンタイヤは、石や泥が噛み込まないようにブロック同士の隙間が広く取られていますが、このせいでノーマルタイヤより接地面積が少なくなり、静粛性や加速性が劣ります。
また、タイヤ自体も重いため、燃費性能も劣りがちです。
ですが、最近のマッドテレーンタイヤは日常での使い勝手も考慮されて開発されたものが増えてきており、これらの弱点が改善されつつあります。
※マッドテレーンタイヤについて気になることがございましたら、当店のスタッフにご相談ください。お客様のご要望に最適なタイヤをご提案させていただきます。
おすすめのマッドテレーンタイヤ
当店がおすすめするマッドテレーンタイヤは、次の通りとなります。
- ヨコハマタイヤ GEOLANDAR X-MT(ジオランダー X-MT)
- ヨコハマタイヤ GEOLANDAR M/T(ジオランダー M/T)
- ブリヂストン DUELER M/T(デューラー M/T)
- BFグッドリッチ Mud-Terrain T/A KM3(マッドテレーン T/A KM3)
- トーヨータイヤ OPEN COUNTRY M/T(オープンカントリー M/T)
- ダンロップ GRANDTREK MT2(グラントレック MT2)
- マキシス MT-764 Bighorn(MT-764 ビックホーン)
- ナンカン MUDSTAR(マッドスター)
- ニットー Mud Grappler(マッド グラップラー)
- ニットー Trail Grappler M/T(トレイル グラップラー M/T)
各モデルでブロックの形状やサイドウォールのボリュームなど、デザインが大きく異なりますので、ぜひ見比べてみてください。
ヨコハマタイヤ GEOLANDAR X-MT(ジオランダー X-MT)
ヨコハマタイヤのオフロード車向けタイヤのフラッグシップモデル「ジオランダー」の中でも、特にアグレッシブなモデルがX-MTです。
ブロックは岩をイメージした「ロックデザイン」が採用されており、兄弟モデルにあたるM/Tと比べて、かなり攻めたデザインであるのがわかります。
もちろん見た目だけではありません!
溝面積を広く取ることで、荒れた路面でもブロックの突起がしっかり地面を引っ掻き、深いマッド路面やロック路面でも安定して走行できます。
足回りをワイルドな仕上がりにしたい人や、本格的に悪路を走行する人にピッタリのタイヤです。
ポイント
- アメリカンタイヤのような攻めたデザイン
- 悪路で抜群の走破性
※サイズ:20・17・16インチ
ヨコハマタイヤ GEOLANDAR M/T(ジオランダー M/T)
耐久性・耐摩耗性を追求しながらオフロード性能を高めたモデルが、ジオランダーM/Tです。
X-MTと比べ、ブロックが細かく敷き詰められているのが大きな特徴です。
サイド部分には「アグレッシブサイドブロック」が採用されており、横からの見た目もかなりオフロードらしくなっているのもポイントです。
また、ブロックの間には「マッド&ストーン・エジェクター」が採用されており、マッド路面での排土性が高く、本格的な悪路でも安定して走行可能。
一方、本格的なマッドテレーンタイヤですが、耐摩耗性や静粛性も考慮して開発されているのにも注目です。
X-MTと比べてパターンノイズの悪化が少なく、一般道の走行でも大きなストレスを感じず走行できるでしょう。
サイズ展開も豊富で、様々なモデルの車にも対応。これから本格的なマッドテレーンタイヤを装着してみたいという人に、まずおすすめしたいモデルです。
ポイント
- アグレッシブなサイドデザイン
- 耐久性・耐摩耗性も追求
- 豊富なサイズ展開
※サイズ:22・20・18・17・16・15・12インチ
ブリヂストン DUELER M/T(デューラー M/T)
タイヤメーカー最大手のブリヂストンから発売されている本格的なマッドテレーンタイヤです。
トレッド面にぎっしりと敷き詰められた「3D形状パタン」は鋭角で大きく、かなりインパクトがありますので、フェンダーアーチの隙間が多い車に履かせると、ガラリと印象が変わります。
また、サイドには「プロテクトリブ」が設けられており、タイヤ全体のボリューム感も増しています。
さらに、サイズによってはタイヤサイドの文字の縁が白文字の「アウトラインホワイトレター」が採用されたものもありますので、よりダイナミックに演出したい人にもおすすめです。
泥上での高いトラクション性能はもちろん、オンロードでの静粛性や乗り心地も追求されていますので、普段から車を多用する人も満足いただけるでしょう。
ポイント
- 鋭角な「3D形状パタン」を採用
- マッド路面でのハンドリング&トラクション向上
- オンロードでの静粛性や乗り心地も考慮された設計
※サイズ:16・15インチ
BFグッドリッチ Mud-Terrain T/A KM3(マッドテレーン T/A KM3)
アメリカのタイヤメーカーBFグッドリッチから発売されているマッドテレーンタイヤで、同社の中で最もオフロード性を重視したタイヤです。
トレッドブロックは、均一な大きさでサイドまで広げられており、オーソドックスなマッドテレインタイヤのデザインをしています。
また、サイドウォールには、アメリカのオフロードレースBaja1000で培ったテクノロジーを採用。外傷によるダメージに強くなっています。
レジャーなどで本格的なオフロード走行を楽しむのにぴったりのタイヤです。
ポイント
- オーソドックスなデザイン
- レースで培った技術を採用
- 滑りやすい路面で安定したグリップ
※サイズ:22・20・18・17・16・15インチ
トーヨータイヤ OPEN COUNTRY M/T(オープンカントリー M/T)
獣の爪のようなアグレッシブな形状のトレッドパターンと、高い機能性を併せ持つタイヤです。
ぬかるんだ路面でも優れたトラクションを発揮するテーパーブロックや、石噛み防止のストーンインジェクターの採用により、オフロード路面の走行は抜群の安定感を発揮します。
また、偏摩耗を考慮したブロック形状のおかげで、摩耗が進んだ状態でも性能が大きく落ちることはありません。
サイズによっては、片側にホワイトレターが採用されたものもあるため、大きなドレスアップ効果も見込めます。
ポイント
- 獣の爪のようなトレッド形状
- 細かいブロックで高い機能性
- ホワイトレターもラインナップされている
※サイズ:20・17・16・15インチ
ダンロップ GRANDTREK MT2(グラントレック MT2)
ダンロップから発売されているグラントレックMT2は、「ナロー」と「ワイド」の2種類のトレッドパターンを持つオールシーズンマッドテレーンタイヤです。
- ナロー・・・ブロックが大きく間隔も広くすることで、マッド性能に特化
- ワイド・・・ブロック間隔を狭くし、オンロード性能も考慮
特にナロータイプのブロックは、ほかのモデルと比べて大きいため、装着すれば大きなドレスアップ効果が見込めます。
また、サイズによってアウトラインホワイトレター(文字の縁が白くなっている)が採用されているモデルを選ぶことができます。
ハードクロカンの定番タイヤとしても有名で、本格的なオフロード走行を楽しむジムニーに装着するユーザーにおすすめです。
ポイント
- 大きめのブロック(ナローモデル)
- 2種類のトレッドパターンがある
- サイズによってはアウトラインホワイトレターのモデルが選べる
※サイズ:16インチ
マキシス MT-764 Bighorn(MT-764 ビックホーン)
台湾の正新ゴムから発売されているMT-764 ビックホーンは、オンロード路面での走行性能も高められたタイヤです。
比較的小さいブロックは、波打ったような配置になっており、かなりカッコ良いデザインであるのがわかります。
また、沢山の溝はウェット路面で安定したグリップを発揮しますので、安心して走行できます。
さらに、ショルダーからサイドウォールにまで延長されたパターンは、高いプロテクション効果もありますので、ハードな山道でも問題なくアタックできます。
こちらはサイズによってホワイトレター(文字が全て真っ白)、アウトラインホワイトレター(文字の縁だけ白)を選ぶこができます。
ポイント
- 唯一無二の波打ったブロックデザイン
- オンロードでの使いやすさを重視
- ウェット路面でも安定したグリップ
※サイズ:20・17・16・15・14インチ
ナンカン MUDSTAR(マッドスター)
台湾の老舗メーカーであるナンカンから発売されているマッドスターは、コストパフォーマンスに優れたタイヤです。
ほかのタイヤと比べると、オーソドックスなトレッドパターンをしていますが、その分ドライ・ウェット路面でも安定した走行ができます。
攻めすぎないデザインはオフロード車以外にもマッチし、サイズ展開も豊富にあるため、汎用性が高いモデルと言えるでしょう。
ドレスアップパーツとして使いたい人にまずおすすめするタイヤです。
ポイント
- オフ車以外にもマッチするデザイン
- 全サイズホワイトレターを採用
- 希少な12インチのサイズもラインナップされている
※サイズ:18・17・16・15・14・13・12インチ
ニットー Mud Grappler(マッド グラップラー)
ニットーのマッドテレーンタイヤのロングセラーモデルです。
恐竜の爪をモチーフにしたデザインのトレッドパターンは、見た目のインパクトはもちろん、タイヤが沈み込むほどぬかるんだ路面でも走破できる機能性も持っています。
また、表と裏で異なるサイドデザインが採用されているのも大きな特徴です。
片方は無地模様で、もう片方はトカゲの鱗のようなデザイン。装着する車全体の雰囲気もガラリと変わります。
ポイント
- 恐竜の爪をモチーフにしたデザイン
- 他のタイヤにないインパクト
- 2種類のサイドデザイン
※サイズ:22・20・18・17・16・15インチ
ニットー Trail Grappler M/T(トレイル グラップラー M/T)
こちらもニットーから発売されているマッドテレーンタイヤです。
オフロード性能に特化した「Mud Grappler」に対し、見た目のゴツゴツしたマッドテレーンタイヤらしさを残しながら、オンロードでのロードノイズを低減したモデルです。
四角形を組み合わせたサイドウォールのブロックが特徴的なデザインをしています。
また、オフロードでの悪路走破性だけでなく、耐久性や静粛性も高められているため、オン・オフのバランスが取れたタイヤだと言えます。
海外でも高い人気があります。
ポイント
- サイド部分には四角形のブロック
- オン・オフのバランスが取れたタイヤ
- コスパが優れたモデル
※サイズ:26・24・22・20・18・17・16・15インチ
まとめ
マッドテレーンタイヤは、ぬかるんだ路面や岩場での走行を想定して作られているため、悪路でのグリップ力が優れています。
また、トレッドに敷き詰められたブロックや、肉厚のサイドウォールを持つモデルは、アグレッシブな雰囲気を持つため、ドレスアップパーツとしても高い人気があります。
ほかにも、お客様によっては、マッドテレインタイヤをタイヤの幅、扁平率、インチを大きくするサイズアップに活用されることもあります。
今回ご紹介したタイヤはどれを選んで間違いないものばかり。
ぜひこの中から選んでみてはいかがでしょう。
当店は、創業以来さまざまなタイヤを取り扱ってきた実績がございます。
また、サイズアップをする際は、いくつかの注意点もございますので、当店のスタッフにお問合せください。
経験豊富なスタッフがお客様のお車に最適な方法をご提案させていただきます。
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