TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2023 東日本シリーズ Rd.5が8月20日に十勝スピードウェイで開催されました。
弊社は関東工業自動車大学校様へレースで使うタイヤの供給とういう形でサポートをしています。
今回も前回と同様に舞台は北海道、十勝スピードウェイ
第3戦&第4戦では連続優勝を達成した相性のいいサーキットということもあり、期待が膨らみます。
学生メカクニック2名、教員ドライバー1名の計3名でレースに臨みました。
十勝スピードウェイ
直角に近いようなコーナーが多い十勝スピードウェイに合わせ、足回りは直線的に走れるようにセッティングしました。
オイルは夏の暑さを想定し、条件の悪い中でもストレートスピードを稼げるものを使用しました。
また、ラジエターの清掃、冷却水をさらに冷えるものに交換し、熱対策も万全にしました。
6月20日に予選が行われ、同日に決勝というスケジュールです。
予選ラウンド
天候は雨、路面コンディションはウェット、出場台数は35台。
他車のクラッシュや黄旗でアタックできなることを想定し、先頭でコースイン。
路面の回復と共に徐々にタイムを更新しトップに。
雨量の変化が激しくコースコンディションが読めない中で周回しましたが、時間ぎりぎりの最終ラップに状況が一転。
急に路面のグリップ感が出てタイムが出やすい状態に。
これはまずいと思いまながらも他車に引っかかってしまったためアタックできずピットイン。
トップタイムのまま予選を終えられることを祈りながら、ピットインするも、34号車に0.003秒更新され2番手に。
アタックのタイミングと路面コンディションが合えばポールポジションが見えていただけに悔しい予選となりました。
決勝ラウンド
路面コンディションはドライ、出場台数は35台。12周のレースです。
2番手からのスタートです。
抜きにくい十勝ではありますが、実は並走して走れる区間が多いのでタイヤが温まりきらないうちに仕掛ければチャンスがあると確信し、グリッドへ。
ブレーキとタイヤを念入りに温めスタートです。
予想通り、グリップ不足から1コーナーで踏めない34号車。
1コーナーの立ち上がりで外から並び並走したまま2~3コーナーへ。
そしてインとアウトが入れ替わる4コーナーで見事オーバーテイクに成功。
その後はタイヤ、ブレーキを目一杯使い差を広げ、最終的には5秒半もの大差をつけてトップチェッカーです。
抜きにくい十勝スピードウェイでオーバーテイクしての優勝はお見事です。興奮しました。
今回の優勝により、ポイントランキングで2位と大差をつけることができ、いよいよ年間チャンピョンが近づいてきました。
年間チャンピョンを目指して、残りのレースも頑張って欲しいですね。
ぜひ、ヤリスカップに興味を持っていただき、関東工業自動車大学校を一緒に応援していきましょう。