先日ヨコハマタイヤの販売会社様主催のスタッドレスタイヤ試乗会に参加してきました。
会場は埼玉県内某所のスケート場です。
今回はその試乗会の様子と感想をブログにまとめています。
実際に走行してみたリアルなインプレッションですのでぜひご参考になさってください。
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もくじ
今回試乗したタイヤと車種はこちら
トヨタ プリウス(乗用車)3台
①アイスガード5プラス IG50 のスリックタイヤ
②アイスガード3プラス IG30
③アイスガード5プラス IG50
マツダ CX-5(SUV)2台
④ジオランダー I/T-S G073
⑤アイスガード SUV GO75
上記5台を①から順に試乗しました。
プリウスはタイヤサイズ195/65R15、CX-5は225/65R17です。
もちろんいずれもタイヤの空気圧や積み荷、乗車人数などは全て同条件での実施でした。
試乗コース
①②③は屋内スケートリンクにパイロンを置き、スラロームやサークル一周などのコースを2周してスタート、コーナリング、ブレーキをかけた時のグリップを体感します。
スケートリンクの氷はだいぶ溶けていて、氷上に水膜ができ非常に滑りやすい状態です。
④⑤は屋外駐車場にパイロンを置き、直線、スラロームやコーナーなどのコースを2周してスタート、コーナリング、タイヤの転がりなどを体感します。
通常の乾いた(ドライ)道の上での走行を比較するという意図でした。
それぞれのタイヤを装着した試乗の感想
①アイスガード5プラス IG50 のスリックタイヤ
スリックタイヤとは溝が無いツルツルのタイヤのことです。
F1に使われるタイヤのようなものですね。
下の画像はスリックタイヤのイメージです。
このくらいツルツルなスタッドレスタイヤを試乗しました。
このタイヤはアイスガード5プラスのゴム素材である「スーパー吸水ゴム」の効果を直接体感できるよう試乗会のために作られたものです。
もちろん通常は販売されておらず、特別に用意されたものでした。
時速10km程での走行とはいえスリックなので少し心配しながらスタート。
他のスリックタイヤで走行の経験がないので比較はできませんが、スタート、コーナー、停止も車体が流されること無く無事完走できました。
溝が全く無いタイヤでもそれなりに制動することができるのは純粋にゴムの素材が優秀であるということがうかがえます。
これは新たな発見でした。
ヨコハマタイヤの「スーパー吸収ゴム」は氷上にある水膜を微細な穴が吸収することによって乾いた状態を作り出しグリップするというものです。
同社のCMの「乾いた氷は滑らない」のキャッチコピーは記憶に新しいですね。
この吸水系のスタッドレスタイヤは他社だとブリヂストンのブリザックシリーズも有名です。
いずれも氷上での効きではその他のメーカーを凌ぐタイヤとして人気があります。
②アイスガード3プラス IG30
こちらは市販されている通常のタイヤです。
時速20kmで走行します。
スタート時の転がり始めは若干トラクションが甘くちょっぴり滑りましたが、すぐにグリップしスラローム、コーナー共に安心して操縦できます。
直線走行からのブレーキ制動はスタート時同様に少しだけ滑りました。
ヨコハマタイヤのロングセラースタッドレスタイヤだけあってある程度の降雪地域であれば十分対応できそうな感触です。
③アイスガード5プラス IG50
試乗会時点でヨコハマタイヤ最新のスタッドレスタイヤです。こちらも時速20kmで走行しました。
まずはスタート時のグリップから違いが実感できます。
アイスガード3プラスと比べて発進時に路面を掴んでいる感覚が強く感じられました。
スラローム、コーナリングもしっかり氷面を捉え安定した走行です。
ハンドル、アクセル、ブレーキ操作がそのままタイヤに伝わり山道やアイスバーンでもしっかり走れることが実感できました。
これならどのような気候や地域でも安心して走行することができるかと思います。
④ジオランダー I/T-S G073
ドライ(乾燥)のアスファルトを時速20kmで試乗。
一般的に、スタッドレスタイヤはサマータイヤに比べドライ路面でのグリップは甘くなりがちですが、こちらのタイヤでは滑りは体感できません。
続いて転がり抵抗を体感するために、スタートから直線コースを加速した後シフトをニュートラルに入れました。
そのまま20メートルほど走行できましたが若干抵抗があるように感じられました。
その後コーナー、パイロンと続きます。コーナーや細かいハンドル操作には問題なく安定した走行です。
スタッドレスタイヤ特有の車内音、細かい振動を感じました。
⑤アイスガード SUV GO75
ジオランダー I/T-S 同じくドライのアスファルトを時速20kmで試乗。
スーッと静かにスタート。良い意味でスタッドレスタイヤらしくない路面への食い付きを感じます。
このあたり、ほとんどサマータイヤに近い性能だと思いました。
ニュートラル走行時の静かさ軽さもジオランダーI/T-Sと比較して大きな差として実感できます。
特に転がり抵抗は少なくスムーズに進んでいく感じは燃費に優しいタイヤだということを思い知りました。
コーナーやスラロームも車体の振れが少なく高いレスポンスです。
ドライバーの要求にダイレクトに応えてくれるタイヤと言っていいでしょう。
今回の試乗会のまとめ
私自身は試乗会に初めて参加しました。
乗り比べてみると性能の違いがここまでハッキリわかるものかと驚きました。
やはり新しいモデルは設計や技術の革新が感じられる結果となりました。
今回試乗した中でもやはり新しい商品が強くオススメです。
車種や用途によって選び方は様々ですが、安全性、走行性、燃費、静かさどれをとってもアイスガード5プラス、アイスガードSUVは信頼できるタイヤだと思います。
前モデルと比べてしまうと価格は少し高めですが「永く効く」のキャッチコピー通り4年間は性能を維持したまま使えるのでコスパも悪くありません。
(※使用限界まで摩耗した場合はこの限りではありません)
当店では今回試乗したタイヤを取り扱っております。
- アイスガード5プラス
- アイスガード3プラス
- アイスガードSUV
- ジオランダーI/T-S
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