お車を運転していればいつ起こってもおかしくないのがタイヤのパンクです。
パンクなどをしてしまった時に1本だけを交換しても平気なのかどうか気になる所だと思います。
この記事ではタイヤのパンク等でタイヤを交換する際のポイントをタイヤ専門店のプロの目線で詳しく解説しています。
意外と知られていないタイヤのトラブルの多さ
2018年のJAFの出動データでは第2にタイヤトラブルがランクインしています。
高速道路上でのタイヤトラブルは第1位という記録です。
その数なんと41万件以上です。
ではタイヤがパンクしてしまったらどうしたら良いのでしょう。
まず、お車がそのまま自走可能か確認することが重要です。
空気が全く入っていない状態のタイヤで走行してしまうとホイールが歪んでしまう場合がありますので、応急用タイヤやパンク修理キットを使用するか、レッカーを呼びタイヤショップに行きましょう。
タイヤが1本だけパンクしてしまい修理不可の時
ショルダー部や、サイドフォール部などに空いた穴は修理できません。
また、空気が入っていない状態で走行してしまったタイヤもタイヤ内部の損傷が激しくなってしまう為、修理ができなくなってしまいます。
その場合、タイヤを交換しなければいけません。
パンクのタイヤを交換する時の注意点
費用を安くしたい等の理由でパンクしたタイヤ1本だけを違う種類のタイヤにしたり、新しいタイヤにするのはおすすめできません。
左右で違う種類のタイヤを装着して性能のバランスが変わると、スリップやスピンするリスクが高くなったり、まっすぐ走らない、などの症状が発生する事もあります。
製造年の古いタイヤは溝が減っていなくても性能は落ちてバランスが悪くなってしまいますので、その場合も4本交換しましょう。
同じ種類の新品タイヤを装着しても残り3本のタイヤが磨耗して性能が落ちていると、性能バランスが崩れて同様の症状が発生する可能性があり大変危険です。
さらに、LSDが装着されている場合は摩耗したタイヤと新品のタイヤで、外径に差が大きいとその回転差で常にLSDが作動してオイルが過熱してお車に負担をかけてしまいます。
1本だけを後から交換する場合は、他の3本と同じ種類かつ出来るだけ製造年の近いタイヤを履かせることと、摩耗の程度が近いことが条件といえます。
駆動輪によって替えなければいけない最低本数は違う
当然のことながら、どんな車も4本同時に交換すれば間違いなく安心です。
ですが、出来るだけ出費を抑えたい場合、FFやFR車であれば最悪左右の2本のみで済ませることもできます。
2本のみ交換した場合、新しく替えたタイヤを駆動輪に装着する事がおすすめです。
4WD・AWDの場合、4輪とも連動している為、4本交換が大前提として考えなければいけません。
例えば、2本だけ新しくしてグリップ力を高い状態でブレーキを踏むと、新しい2本は止まっているのに古い方の2本はまだ止まれていない状態になりセンターデフに負担がかかってしまいます。
交換してまだ間もないタイヤであれば1本でも平気かと思いますが、溝が減っていると性能は落ちてバランスが悪くなってしまいますので、4本交換しましょう。
まとめ
- 基本的には4本交換が理想。
- 2本だけを交換する場合は交換したタイヤを駆動輪へローテーションすると理想的。
- やむを得ず1本だけ交換する場合は他の3本のタイヤと同じタイヤに交換する。
- 4WD・AWD車は4輪のバランスがとても重要になるため、4本交換が基本。
もちろんタイヤの状態によってケースバイケースですので、信頼できるお店に行って相談するのが一番確実で、安心かと思います。
当店ではパンクしてしまったお車の状態など、親切丁寧にご相談を承っております。
どうぞお気軽に店頭スタッフまでお声がけくださいませ。
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