ここでは、人気の高いSUVや4WD(四駆)車向けに発売されているおすすめのスタッドレスタイヤについてご紹介していきます。
今回比較するタイヤは、以下の7種類です。
- 【ブリヂストン】BLIZZAK DM-V3(ブリザック ディーエムブイスリー)
- 【ヨコハマタイヤ】iceGUARD SUV(アイスガード エスユーブイ)
- 【ダンロップ】WINTER MAXX SJ8+(ウィンターマックス エスジェイエイト プラス)
- 【グッドイヤー】ICE NAVI SUV(アイスナビ エスユーブイ)
- 【トーヨータイヤ】OBSERVE GSi-6(オブザーブ・ジーエスアイ シックス)
- 【ミシュラン】X-ICE SNOW SUV(エックスアイススノー エスユーブイ)
- 【ノキアン】HAKKAPELIITTA R5 SUV(ハッカペリッタ アールファイブ エスユーブイ)
また、ご一緒にSUV・4WD用のスタッドレスタイヤの特徴や、適切なタイヤの選び方もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
YouTube動画でもおすすめのSUVスタッドレスタイヤをご紹介していますので、よろしければご覧ください。
参考[乗用車]おすすめスタッドレスタイヤ比較・レビュー【2024年-2025年】
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もくじ
SUV・4WD用スタッドレスタイヤの特徴
まずはSUVや4WD車の特性をおさらいしておきましょう。
SUVは「スポーツユーティリティビークル」の略で、「スポーツ用多目的車」と訳すことができます。
乗用車の中でも車体が大きく、その分エンジンもハイパワー。タイヤも大きめのものが装着されています。
また、SUVはサーフィンやスノーボード、キャンプといったスポーツやアウトドアはもちろん、ファミリーカーとしても活躍する万能車です。
そして4WD車は文字通り四輪駆動のお車です。全ての車輪に駆動がかかるため、2WDと比べると走破性が格段に優れています。
ただし、SUVだからと言って必ずしも4WDであるというわけではありません。最近は各メーカーからスタイリッシュなクロスオーバーSUVが登場し、駆動方式が選べる車種も増えてきました。
国内メーカーのSUVを見てみると、ランドクルーザー、プラド、FJクルーザー、ハリアー、CH-R、RX、NX、LX、ヴェゼル、CR-V、エクストレイル、ムラーノ、ジューク、CX-5、フォレスター、XV、アウトバック、パジェロなどが人気ですね。
SUVは走破性が高い車ですので、片方のタイヤが雪や溝にはまっても自力で脱出できることが多く、悪路でもスタックする(タイヤが空回りして進めない)ことは少ないでしょう。
一方で、車重が重い分、タイヤへの負荷が大きく、燃費も他のお車と比べて悪くなりがちです。
そのため、SUV・4WD用のスタッドレスタイヤは、できるだけ欠点を補うように、耐摩耗性能や低燃費性能にも考慮して作られています。
SUV・4WD用スタッドレスタイヤの選び方
SUVや4WD車用のスタッドレスタイヤを選ぶ時のポイントを見ていきましょう。
- 適切なサイズかどうか
- 信頼できるメーカーから販売されているものか
- 求める性能があるかどうか
1.適切なサイズかどうか
スタッドレスタイヤを選ぶ時の第一ステップは、お車に装着されているタイヤのサイズを把握することです。
正しいサイズのタイヤを選ばなければ、快適に走れないのはもちろん、操作性に大きな影響を与えて事故を起こしてしまうこともあります。
適切なタイヤサイズはサービスマニュアルにも書かれてますし、ネットで検索することもできます。
しかし、お車によってはタイヤサイズの変更やインチアップをしていることもあります。
そのため直接タイヤのサイドウォールの記号を見て判断することをおすすめします。
タイヤサイズの見方はこちらの記事で詳しく紹介しています。参考にしてみてください。
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2.信頼できるメーカーから販売されているものか
スタッドレスタイヤはさまざまなメーカーから販売されており、性能も価格もピンからキリまであります。
「正直どのタイヤを選べば良いのかわからない人…」と考えているは、ブリヂストンやヨコハマタイヤなど、信頼できる大手タイヤメーカーから販売されているものを選ぶと良いでしょう。
3.求める性能があるかどうか
各メーカーから販売されているスタッドレスタイヤは、氷上性能に特化していたり、摩耗ライフや低燃費性能などがバランス良く仕上げられたりと、メーカーによって特色があります。
スタッドレスタイヤを選ぶ時は、あらかじめご自身がどのような性能を求めるのかを決めてしまう方が良いでしょう。
- 氷上・雪上性能・・・積雪が多く路面の凍結が多い地域に住んでいる方
- ウェット性能・・・雨の日にも安心して走りたい方
- 快適性・ハンドリング性能・・・長距離移動(運転時間)が多い方
- 低燃費性能・・・燃料代を節約したい方
- 耐摩耗性・ロングライフ性能・・・できる限り買い替えを少なくしたい方
また、タイヤによってパターンやサイドデザインも異なりますので、見た目のカッコ良さで選ぶのも一つの方法です。
気になるタイヤがあれば、メーカーの公式サイトや、当店の作業日誌などからタイヤの詳細画像をご覧いただいて判断するのもおすすめです。
SUV・4WD用スタッドレスタイヤへの交換時期
スタッドレスタイヤは雪道や凍結路面を安全に走るためにありますので、雪が降る直前のタイミングで交換できるのが理想です。
一般的には初雪の1〜2ヶ月前には交換するのが良いとされており、多くの方は10〜11月にかけて交換されます。
ただし、ピーク時に交換を行うと、欲しい種類やサイズが売り切れていることがあります。また、お値段もピーク時が最も高いと言えるでしょう。
そのため、できればピーク時よりも、もう少し早めの時期の購入をおすすめします。
お店によっては「早期購入割引」を実施しているところもございますので、お得に購入するこができるでしょう。
参考[交換時期]スタッドレスタイヤはいつ履き替えれば良い?調べてみました[購入時期]
サマータイヤ(夏タイヤ)のままでの冬場の走行は、スリップをして事故をするリスクが潜んでいますので、スタッドレスタイヤは降雪地域でお車に乗る人にとって必需品です。 段々と空気が冷たくなると、スタッドレス ...
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SUV・4WD用スタッドレスタイヤの寿命を見極めるポイント
スタッドレスタイヤの寿命は、保管状態や製造年数によって大きく左右されます。
スタッドレスタイヤの寿命を判断するポイントは、
- 溝の深さ
- 使用年数
となります。
新品時から摩耗が50%経過すると「プラットフォーム」と呼ばれるサインが現れ、スタッドレスタイヤとしての性能が大きく低下します。
プラットフォームがはっきり見えてきたら交換時期だと覚えておきましょう。
基本的にスタッドレスタイヤは夏タイヤと比べて素材が柔らかいため寿命が短くなりがちですが、それでもウインターシーズンしか履かないのであれば、3〜4シーズン(年)は使えます。
また、最近の大手タイヤメーカーのスタッドレスタイヤに使用されているゴムは、新品時から4年経過しても性能に大きな差が出ない高性能なものが増えてきました。
スタッドレスタイヤの交換時期については、こちらでも詳しく解説しています。
参考[寿命]スタッドレスタイヤの交換時期[摩耗・性能の持ち]
気温が徐々に低下し始めると、いよいよスタッドレスタイヤを履き替える時期となります。 スタッドレスタイヤは冬場にしか装着しませんので、昨年買ったものや、それ以前のものは、保管方法の良し悪しが走行性能に大 ...
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また、スタッドレスタイヤは夏用タイヤと比べてゴム自体が柔らかいため摩耗が早く、グリップ力も劣りますので、できれば冬場以外は装着しない方が良いでしょう。
参考[履き替え]スタッドレスタイヤを春や夏も履いたままだとどうなるの?[デメリット]
あたたかくなってくるとスタッドレスタイヤをノーマルタイヤ(夏タイヤ)にいつ戻そうか悩ましい時期になります。 交換するのも面倒くさいし、お金もかかるし。。。と躊躇しがちなものです。 では、スタッドレスタ ...
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おすすめのSUV・4WD用スタッドレスタイヤ7選
当店がおすすめするSUV・4WD車用のスタッドレスタイヤは、以下の7種類があります。
- 【ブリヂストン】BLIZZAK DM-V3(ブリザック ディーエムブイスリー)
- 【ヨコハマタイヤ】iceGUARD SUV(アイスガード エスユーブイ)
- 【ダンロップ】WINTER MAXX SJ8+(ウィンターマックス エスジェイエイト プラス)
- 【グッドイヤー】ICE NAVI SUV(アイスナビ エスユーブイ)
- 【トーヨータイヤ】OBSERVE GSi-6(オブザーブ・ジーエスアイ シックス)
- 【ミシュラン】X-ICE SNOW SUV(エックスアイススノー エスユーブイ)
- 【ノキアン】HAKKAPELIITTA R5 SUV(ハッカペリッタ アールファイブ エスユーブイ)
順番に見てみましょう。
【ブリヂストン】BLIZZAK DM-V3(ブリザック ディーエムブイスリー)
ブリヂストンから2019年に発売されたスタッドレスタイヤです。
「ブリザック」といえば、スタッドレスタイヤで人気のブランドですね。北海道・北東北の主要5都市での装着率が15年連続でNO.1という実績は非常に説得力があります。
このタイヤは、ブリヂストンの乗用車向けスタッドレスタイヤBLIZZAK VRX2と同じ「アクティブ発泡ゴム2」と呼ばれるゴムが使用されているのが大きな特徴です。
ゴムの中には小さな気泡があり、氷の表面にある水分を吸収してくれます。いわゆる「吸水系」と言われるタイプのゴムですね。
タイヤ表面にはSUV専用のトレッドパターンが採用されているのもポイントです。
溝が深くても剛性がしっかりしているブロックのため、雪道で「止まる」「曲がる」動作が非常に安定しています。
前モデルのDM-V2(ディーエムブイツー)と比べても、氷上でのブレーキ制動距離は9%の短縮に成功しています。
スタッドレスタイヤの新品時は性能を発揮するまでに慣らし走行が100kmほど必要と言われていますが、このDM-V3は、装着初期から氷上性能を発揮するための工夫が表面に施されており、装着後から安心して走行できます。
乗用車向けブリザックシリーズのVRXと同様、氷上・雪上での制動性能は非常に高いタイヤですので、積雪量が多い地域や路面の凍結が多い地域にお住まいの人にぴったりではないでしょうか。
発売日 | 2019年 |
サイズ | 42サイズ |
氷上性能 | ☆☆☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆☆ |
快適性 | ☆☆☆☆ |
ライフ | ☆☆☆☆☆ |
耐摩耗 | ☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆☆ |
タイヤ素材 | 吸水系 |
特徴 | ・北国でNo.1 ・新品時から性能を発揮 |
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2019年8月に発売されたBLIZZAK DM-V3(ブリザック ディーエム-ブイスリー)。 ブリザックシリーズは北海道や北東北の主要5都市での装着率が18年連続No.1となっている、非常に評価の高い ...
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【ヨコハマタイヤ】iceGUARD SUV(アイスガード エスユーブイ)
ヨコハマタイヤから2016年に発売されたSUV向けスタッドレスタイヤです。
開発で主眼に置いた性能は、ズバリ「氷上性能」の飛躍的向上です。
ヨコハマタイヤの乗用車向けスタッドレスタイヤであるアイスガードシリーズにも採用されている「スーパー吸水ゴム」を採用することで、氷上制動性能が従来品(GEOLANDAR I/T-S)に比べて23%向上しています。
また、アイスガードは、
- 氷に利く
- 永く利く
- 燃費に利く
という3つのコンセプトを掲げています。
「永く利く」という面ではゴムの硬化を防ぐ素材を活用することでタイヤにとって天敵の経年劣化を防ぎ、4年後も高レベルのグリップを維持し続けます。
「燃費に利く」では、転がり抵抗を前モデルよりも5%減らすことに成功しています。
ほかにも、パターンノイズを28%低減したことで、静粛性能が向上し乗り心地も格段にアップしています。
各性能のバランスが良く近年人気が高まっているクロスオーバーSUV(街乗りや高速走行をメインの用途に想定している車)に対応した、新しいタイプのSUV向けスタッドレスタイヤだと言えるでしょう。
発売日 | 2016年 |
サイズ | 100サイズ |
氷上性能 | ☆☆☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆☆ |
快適性 | ☆☆☆☆ |
ライフ | ☆☆☆☆☆ |
耐摩耗 | ☆☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆☆☆ |
タイヤ素材 | 吸水系 |
特徴 | 氷に効く、永く効く、燃費に効く |
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2016年にヨコハマタイヤからSUV向けのスタッドレスタイヤ新商品が発売されました。 その名も「ice GUARD(アイスガード)SUV G075」です。 前モデルの「GEOLANDAR( ...
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【ダンロップ】WINTER MAXX SJ8+(ウィンターマックス エスジェイエイト プラス)
2021年に発売されたダンロップの新型スタッドレスタイヤです。
乗用車用のスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX03」と同じコンパウンドが採用されています。
従来モデルのダンロップのウィンターマックスSJ8がSJ8+になったことで、「WINTER MAXX02」から「WINTER MAXX03」に移行した時のように、ライフ性能が落ちた代わりに氷上性能が大きく向上しています。
「ナノ凹凸ゴム」という凍結した路面にピッタリ密着する柔らかいゴムをSUV用スタッドレス用のパターンと合わせて採用することで、重い車体を持つSUVでも安定したグリップを発揮します。
ちなみにこちらは「密着系」と言われるタイプのゴムが使われています。
ゴムが路面に密着することに加え、細かいサイプの入った接地面で路面をひっかき制動性能を高めています。
これにより、ひとつ前のモデルの「WINTER MAXX SJ8」と比べ、氷上ブレーキ性能が14%向上、氷上コーナリング性能も11%向上しました。
また、ドライ性能では高速走行時の操縦安定性が重視されているのもポイントです。
凍った路面でも安心して走りたい人におすすめのタイヤですね。
発売日 | 2021年 |
サイズ | 54サイズ |
氷上性能 | ☆☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆ |
快適性 | ☆☆☆☆ |
ライフ | ☆☆☆☆ |
耐摩耗 | ☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆ |
タイヤ素材 | 密着系 |
特徴 | 高速走行時の操縦安定性を重視 |
【グッドイヤー】ICE NAVI SUV(アイスナビ エスユーブイ)
2014年発売のグッドイヤーのスタッドレスタイヤです。
SUV専用の密着系ゴムにより、WRANGLER IP/N(ラングラー アイピー/エヌ)と比べ氷上性能が22%アップしています。
折り込みサイプの数が増やされたNAVIブレードや、シュミレーションによって最適化されたNAVIパターン、エッジ効果を向上させるエフィシエントホールと、随所に最新技術が投入されており、路面への密着効果がさらに高められています。
また、乾いた路面での操縦安定性が高く、雪道や氷上での走破性とドライ路面での快適性を両立しています。
認知度の高いグッドイヤーブランドでありながら、比較的価格が抑えられているのも嬉しい点です。
発売日 | 2014年 |
サイズ | 40サイズ |
氷上性能 | ☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆ |
快適性 | ☆☆☆☆ |
ライフ | ☆☆☆☆ |
耐摩耗 | ☆☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆ |
タイヤ素材 | 密着系 |
特徴 | ドライ路面での快適性を重視 |
【トーヨータイヤ】OBSERVE GSi-6(オブザーブ・ジーエスアイ シックス)
トーヨータイヤから2021年に発売されたスタッドレスタイヤです。
トレッドのジグザグの形状の4本溝が目を惹くと思いますが、こちらは新設計となっており、排水性だけではなくスノー路面でのトラクションも両立するような構造となっています。
また、センターのジグザグリブは操縦安定性と縦方向のスノーグリップにも貢献しています。
横方向の溝に関してはしっかりエッジが効いていますので、氷雪路面でも安定した走行性能を発揮します。
全モデル「GSi-5」と比較するとスノー制動性能は7%短縮、ウェット制動性能は11%短縮となっており、さらに安心感が増したタイヤであることがわかります。
氷雪路からウェット・ドライと、あらゆる路面で安定した操縦性のあるタイヤに仕上がっていますので、とにかく安心できるタイヤをお求めの方に最適です。
発売日 | 2021年 |
サイズ | 19サイズ |
氷上性能 | ☆☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆☆ |
快適性 | ☆☆☆☆ |
ライフ | ☆☆☆☆ |
耐摩耗 | ☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆ |
タイヤ素材 | ひっかき |
特徴 | 氷雪路からウェット・ドライ路面まで安定感のある操縦性 |
【ミシュラン】X-ICE SNOW SUV(エックスアイススノー エスユーブイ)
ミシュランを代表するスタッドレスタイヤ「X-ICE SNOW」にSUV用のサイズもラインナップされました。
「最後まで続く安心と安全」を目指して開発されており、高い長期間グリップ性能を長期間維持してくれます。
トレッド表面にある「新世代Vシェイプトレッドパターン」は、サイプが長く設計されているため、プラットフォームが見える50%摩耗時でもくっきりトレッドパターンが見えるようになっています。
また、「EverWinterGrip(エバー・ウインター・グリップ)コンパウンド」は微小な凹凸が刻まれており、アイスクリップでもがっちりと路面を掴みます。
前モデルの「X-ICE3+」と比べると、
- アイスブレーキング性能・・・9%向上
- 雪上ブレーキング性能・・・4%向上
と、数字上でもしっかりパフォーマンスが向上しています。
スタッドレスタイヤの中では速度レンジも高く、高速安定性も優れていますので、長距離を移動される方や高速道路を頻繁に走る方におすすめです。
発売日 | 2020年 |
サイズ | 60サイズ |
氷上性能 | ☆☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆ |
快適性 | ☆☆☆☆☆ |
ライフ | ☆☆☆☆☆ |
耐摩耗 | ☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆ |
タイヤ素材 | 密着系 |
特徴 | 速度レンジが高く、高速安定性に優れる |
【ノキアン】HAKKAPELIITTA R5 SUV(ハッカペリッタ アールファイブ エスユーブイ)
フィンランドに拠点を置くタイヤメーカーのノキアンから販売されているスタッドレスタイヤです。
突然の凍結路や除雪路面など、北国の予測できない環境でも安定して性能が発揮できるように作られています。
画像でタイヤ表面を見ていただくと、非常に細かなブロックが敷き詰められていることがわかります。
これは新開発の「ダブルブロック構造」で、安定したグリップ性能とグリップ性能を発揮します。
また、トレッド表面には「アークティックグリップクリスタル」と呼ばれる鋲の役割を担う極小のクリスタルが配置されています。
この極小クリスタルはタイヤが摩耗するにつれて露出するようになっているため、タイヤが減ってきても安心して走行が続けられます。
さらにサイドウォールは合成アラミド繊維によって強化されており、外部からの衝撃や損傷に強くなっています。
外傷に強い丈夫なスタッドレスタイヤをお探しの方には間違いなくおすすめできるタイヤですね。
発売日 | 2022年 |
サイズ | 66サイズ |
氷上性能 | ☆☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆☆ |
快適性 | ☆☆☆☆ |
ライフ | ☆☆☆☆☆ |
耐摩耗 | ☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆ |
タイヤ素材 | ひっかき系 |
特徴 | 強固な構造により衝撃や断裂への耐性が高い |
SUV・4WD用スタッドレスタイヤの性能比較
今回ご紹介した商品を比較表にしてみます。
※あくまでお店が独自に判断した評価となります。
ブリヂストン BLIZZAK DM-V3 | ヨコハマタイヤ iceGUARD SUV | ダンロップ WINTER MAXX SJ8+ | グッドイヤー ICE NAVI SUV | トーヨータイヤ OBSERVE GSi-6 | ミシュラン X-ICE SNOW SUV | ノキアン HAKKAPELIITTA R5 SUV | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
発売日 | 2019年 | 2016年 | 2021年 | 2014年 | 2021年 | 2020年 | 2022年 |
サイズ | 42サイズ | 100サイズ | 54サイズ | 40サイズ | 19サイズ | 60サイズ | 66サイズ |
氷上性能 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
雪上性能 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
快適性 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
ライフ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
寿命 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
燃費 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
タイヤ素材 | 吸水系 | 吸水系 | 密着系 | 密着系 | ひっかき | 密着系 | ひっかき系 |
特徴 | ・北国でNo.1 ・新品時から性能を発揮 | 氷に効く、永く効く、燃費に効く | 高速走行時の操縦安定性を重視 | ドライ路面での快適性を重視 | 氷雪路からウェット・ドライ路面まで安定感のある操縦性 | 速度レンジが高く、高速安定性に優れる | 強固な構造により衝撃や断裂への耐性が高い |
価格順で見るSUV・4WD用スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤはお店によって販売価格が異なりますし、サイズによっても金額が細かく分けられています。
はっきりとした金額を掲示するのは難しいですが、おおよその価格順で並べると、次のようになります。
高い
- 【ブリヂストン】BLIZZAK DM-V3
- 【ノキアン】HAKKAPELIITTA R5 SUV
- 【ミシュラン】X-ICE SNOW SUV
- 【ヨコハマタイヤ】iceGUARD SUV
- 【ダンロップ】WINTER MAXX SJ8+
- 【グッドイヤー】ICE NAVI SUV
- 【トーヨータイヤ】OBSERVE GSi-6
安い
これよりもさらに安さを求めるのであれば、アジアンタイヤのスタッドレスタイヤを選ぶという選択肢もあります。
しかし信頼できる性能や付加価値などを含めて総合的に判断するとなると、やはり上記のタイヤの中から選ぶ方が良いと言えます。
まとめ:タイヤ販売店として選ぶなら
一言でSUV向けのスタッドレスタイヤといっても、各製品ごとにそれぞれ違いが出てきます。
もしタイヤショップの店員として選ぶのであれば、第一候補は新商品のアイスガードSUVです。性能のバランスが良く、完成度が非常に高いスタッドレスタイヤだと思います。
続いて予算が許すなら、BLIZZAK DM-V3でしょうか。BLIZZAK ブランドはやはり氷上性能では非常に安心感があります。
真冬にスノーボードをしに雪山にいくなど厳しい路面を走行する時にも心強く感じると思います。
走行安定性を求めるのなら、WINTER MAXX SJ8+かX-ICE SNOW SUVのいずれかでしょう。
WINTER MAXX SJ8+の方は摩耗しづらい性能があるので、その面で考えるとこちらに軍配が上がりそうです。
コストを抑えたいのであればOBSERVE GSi-6かICE NAVI SUVですね。「さほど寒さの厳しい地域に行かない」「車に乗る機会が多くない」という方にはぴったりではないでしょうか。
とにかく丈夫で信頼できるタイヤが良いという方には、北欧出身のHAKKAPELIITTA R5 SUVも良いですね。
いかがでしたでしょうか。
タイヤの性能や特徴については、各メーカーの公式サイトで確認することができますし、本サイトの製品紹介記事や紹介動画、本記事後半の性能比較も合わせてご判断頂ければと思います。
また、タイヤ選びにお困りであれば、ぜひ当店にご相談ください。
当店では創業以来多くのタイヤを販売してきた実績がございますので、お客様のお車やご要望にぴったりのタイヤをご提案させていただきます。
お気軽にご相談ください!
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