スカイラインGT-R(ハコスカGTR)にヨコハマタイヤのアドバンHF Type Dを装着しました。
サイズは165/70R10です。
アドバンHF Type Dの「アドバン」は、ヨコハマタイヤがレースで培った技術を投入して開発したタイヤに付けられる称号。
そしてHF Type Dは、ヒストリックカー向けに開発されたタイヤでもあるため、旧車ユーザー用のタイヤサイズも一通りラインナップされています。
トレッドパターンを見ていただくとわかりますが、イン側とアウト側では大きく異なります。
旧車はタイヤサイズ自体が小さく、接地面が少なくなるため、悪条件でも安定感を維持し続けられるタイヤをしっかり選ばなければいけません。
アドバンHF Type Dのイン側は、深く溝が切られており、雨の走行でも安定したハンドリングを実現。また、アウト側はコーナリング時の接地面が大きく取れるように、セミスリックタイプが採用されています。
スカイラインGT-Rは、一見大人しいボディであるにも関わらず獰猛なエンジンを搭載していることでも有名です。
「羊の皮を被った狼」として表現されているのは有名な話ですね。
国内の幾多のレースで勝ち続け、国内レース通算50勝という偉業を成し遂げた功績もあります。
当時世間に「GT-R」という名前を知らしめたのがこの車でもあります。
もはや「名車」を通り越して「神話」や「伝説」として永遠に語り継がれる車でしょう。
前方跳ね上げ式のボンネットを開けると、伝統の直列6気筒エンジンが現れます。
今回ご依頼されたGT-Rは状態も非常によく、オーナー様の愛着が伝わってきます。
作業をする私たちも、一層気合が入ります。
全ての作業が終了しました。
どんなに性能が良い旧車であっても、やみくもに現代のハイグリップタイヤを履かせると、車体に多いな負担をかけてしまいます。
特に旧車は数十年以上は経過しているため、一度大きな負担をかけると、連鎖的に不具合が発生します。
そのため、クラシックカーでも問題なく使用できるように開発されたアドバンHF Type Dの存在は、旧車オーナーにとって非常に大きい存在だと考えられますね。
これからも愛車と末長くお過ごしいただければと思います!
ご利用ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。