今回はダッヂ・ラムの空気圧センサー(TPMS)を純正から汎用品に交換しました。
リア左の空気圧センサーの監視状態が表示されず。警告ランプが常に点灯している状態でした。
ところで空気圧センサーってご存知でしょうか?なかなか聞き慣れない人も多いかもしれません。
空気圧センサー(TPMS)とは、タイヤの空気圧を監視する装置のこと。
空気圧センサーがあると、走行中にタイヤの空気圧に異常が起こった際、ドライバーに警告を発します。
日本車ではレクサスに採用されていますが、それ以外ではあまり普及されません。
ちなみに欧州の車のほとんどに採用されています。
空気圧センサーは、
- 定められた数値の上限を超えるとアラームが鳴って警告するタイプ
- タイヤの空気圧を数値化して常に見える状態にするタイプ
の2通りがあります。
ちなみにダッヂは2つのタイプが組み合わされています。
専用の工具を使って作動状態を調べたところ、やはりリア左のセンサー自体が作動していません。
過去の空気圧センサーの交換履歴をたどると、おそらく電池切れが考えられます。
ちなみにセンサー電池の寿命は約5〜7年ほどとなっています。
パッと見た感じ「寿命は長い方なのでは?」と思うかもしれません。
しかし注意しなければいけないのは、中古車で購入した場合、すぐに空気圧センサーの電池が切れる可能性もあるということ。
小まめに整備記録を残している人であれば空気圧センサーの交換時期も残されているかもしれませんが、前オーナーの情報も正確とは言い切れません。
そのため、購入後すぐ電池切れを起こしてしまうことも考えられます。
また、新車から乗り続けている人でも、長く乗り続けるのであれば、いずれ交換しなければいけません。
純正の空気圧センサーから、新品の汎用センサーに交換して対応させていただきました。
センサー交換は、単純にセンサーを交換すれば完了というわけではありません。センサーを交換しても、車体側とIDが一致しないため、エラーが発生してしまうんですね。
そこで専用の機械を使って前回のIDを複製し、新たに書き込んでいきます。
無事エラーが発生したことを確認し、作業が完了。
空気圧センサー自体はホイールの内部に隠れてしまうため、外から見るかぎりは装着しているのかどうかもわかりません。
見た目の違いがないのは嬉しいところですね!
ゴツいタイヤを装着しているダッヂは、一般的な車のタイヤと比べてパンクの確率は少ないかもしれませんが、それでも万が一の備えがあると非常に安心。
より快適なカーライフがお楽しみできると思います!
ご利用ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。
当店では、空気圧センサーの複製、交換、電池切れのご対応も可能です。
タイヤの空気圧センサー(TPMS)に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
また、標準で空気圧センサーが付いていない車でも、新規で取り付けることが可能です。詳しくは下記の記事でもご紹介しています。
まずはお気軽にご相談ください!