アメリカを代表するタイヤメーカー「グッドイヤー」からラインナップされているEfficientGrip Comfort
(エフィシェントグリップ コンフォート)。
グッドイヤーが展開している低燃費タイヤブランド「E-Grip」シリーズで、セダン向きに開発されたタイヤです。
しかしただ単に燃費性能だけを追求したものではなく、安定性はもちろん、高い乗り心地や運動性能も妥協を許さず開発されたタイヤでもあります。
特に快適性においてはトップクラスとも言えるモデルですので、乗り心地を改善させたい人にとってぴったりのタイヤとも言えるでしょう。
今回は、そんなEfficientGrip Comfortを、タイヤ専門店からの観点や、実際に装着した人からの評価をもとに、どのようなタイヤなのかをあらためてご紹介していきます。
タイヤ選びに関してお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!
もくじ
EfficientGrip Comfortは「E-Grip」シリーズの中でも快適性を重視したタイヤ
現在グッドイヤーからラインナップされているE-Gripシリーズは、以下の3種類がラインナップされており、それぞれ特徴が異なります。
- EfficientGrip ECO EG02・・・低燃費性能や耐摩耗性などコスパが良い
- EfficientGrip Comfort・・・上質な乗り心地と軽快なハンドリング特性
- EfficientGrip Performance・・・低燃費性能とウエット性能の両立を図ったハイパフォーマンスタイヤ
そしてEfficientGrip Comfortは、高級セダンや乗り心地を重視したい車に装着させるタイヤとして位置付けされています。
ちなみにComfort(コンフォート)は「快適性」を意味しています。
もちろんグリップに関しても満足できるレベルに仕上がっており、ワインディングロードを走行しても非常に楽しめます。
EfficientGrip Comfortの特徴
あらためてEfficientGrip Comfortの特徴をまとめると、次の4つが考えられます。
- ショック吸収効果で静粛性もバツグン
- 燃費性能ラベリングはトップクラスの「AA」
- 設置形状の均一化で高い耐摩耗性能も実現
- 排水性が優れておりウエット性能も優れている
快適な車内空間を保つために、グッドイヤーが持っている技術をすべて投入して開発したEfficientGrip Comfort。
「車内が驚くほど静かになった」と言われることも多く、今までとは全く違う車になったという印象を受ける人も少なくない様子。
そんなEfficientGrip Comfortの特徴を詳しく見ていきましょう。
1.ショック吸収効果で静粛性もバツグン
トレッド表面の素材は柔軟性の高い材料を採用し、素材自体でショックを吸収する構造となっています。
高速道路走行中や、車内で音楽や映画を楽しむシチュエーションに最適なタイヤとも考えられます。
また、サイドウォールは振動を軽減させ、優しい乗り心地を実現するための「ラウンドプロファイル」も採用。
ショックを受けても、タイヤ全体がクッションのようにしなるため、乗り心地が不快になることもありません。
ハンドリング性能も損なわないよう、内側と外側のトレッドパターンも異なる設計。入念なシミュレーションによってタイヤにGがかかる状態の路面のタイヤ接形状が最適化されています。
さらにタイヤノイズの原因でもある回転時の共鳴音も低下するよう、空気の流れを妨げないパターンにもなっています。
2.燃費性能ラベリングはトップクラスの「AA」
EfficientGrip Comfortは他のタイヤと比べてサイドウォールも薄く軽量化されたため、余分な発熱が抑制されます。転がり抵抗も非常に少なくなっていますので、燃費性能も優れているタイヤとも言えるでしょう。
燃費性能ラベリングはトップクラスの「AA」を取得していますので、ロングドライブや長距離旅行で移動距離が多くなっても経済的なのは嬉しいところ。
低燃費性能が高いタイヤをお求めの方にはぴったりのタイヤです。
3.設置形状の均一化で高い耐摩耗性能も実現
トレッドパターンや素材によって直進時の摩耗エネルギーも低減しているため、タイヤライフは従来モデルと比べて約3%向上しているとのデータもあります。
また、コーナリングGがかかってタイヤが変形しても接地面が分散され、偏摩耗が起こりにくい設計となっていますので、高い耐摩耗性能も実現しています。
4.排水性が優れておりウエット性能も優れている
タイヤの性能に欠かすことができないのがウエット路面での走行性能。EfficientGrip Comfortのトレッド面は専用のパターンデザインが採用されており、優れた排水性能を発揮しています。
また、縦溝は3本から4本に変更され、排水性も前モデルと比べて向上しているため、コーナリング時の路面追従性も約3%向上。
ハイドロプレーニング現場が起こりにくくなっていますので、過酷な環境でも安心して運転することができるでしょう。
実際にEfficientGrip Comfortを装着した人からの評価
実際にEfficientGrip Comfortを装着した人からの評価を見てみましょう。
- 全体的に静かで心地いいと思います・・・アクア
- タイヤが硬くないため、ロードノイズはタイヤの車内まで届かないのはいいですね・・・プリウスα
- ハイブリッド車のモーターだけで走行している時に特に良さを実感します・・・エスティマハイブリッド
- 路面からの衝撃を吸収してくれるため、突き上げ感覚がなくなりました・・・ヴィッツ
- マンホールなどの段差を走行しても下から突き上げる感覚はありませんでした・・・プリウス
タイヤ全体でショックを吸収してくれるため、車体全体の乗り心地が良い印象の人が多い様子です。
柔らかいタイヤと言っても、剛性自体が低いというわけではありませんので、コーナリング時のグリップ力も安定しています。
他メーカーのタイヤとの性能比較
商品名 | EfficientGrip Comfort | REGNO | ADVAN dB | PRIMACY 4 |
---|---|---|---|---|
メーカー | グッドイヤー | ブリヂストン | ヨコハマタイヤ | ミシュラン |
転がり抵抗係数 | AA | A〜AA(サイズによる) | A | A〜AA(サイズによる) |
ウエットグリップ性能 | b〜c(サイズによる) | b | a〜b(サイズによる) | a〜b(サイズによる) |
発売日 | 2018年 | 2015年 | 2017年 | 2018年 |
特徴 | 静粛性能がトップクラス 燃費性能も優れている | 高剛性でフラつきの抑制 全サイズが低燃費タイヤ | ヨコハマタイヤ史上最も高い静粛性 高いウエット性能 | ウエット路面に強い 直進安定性が高い |
※横にスクロールできます
まとめ
EfficientGrip Comfortについてご紹介しました。
グッドイヤーのタイヤは、もともと乗り心地が快適なタイヤが多いのですが、EfficientGrip Comfortは特にセダンなど乗り心地を重視する車にぴったりのタイヤです。
もう一度特徴をまとめると、
- ショック吸収効果で静粛性もバツグン・・・快適性
- 燃費性能ラベリングはトップクラスの「AA」・・・低燃費
- 設置形状の均一化で高い耐摩耗性能も実現・・・ロングライフ
- 排水性が優れておりウエット性能も優れている・・・安定感
と、街乗りタイヤの中ではオールマイティーなタイヤとも考えられますね。
もちろん他メーカーのタイヤもそれぞれ特徴が異なりますので、自分の求める性能のタイヤを探すのが重要。
ただし、タイヤ選びに迷ったら、まずオールマイティなEfficientGrip Comfortを選択肢に入れるのは十分ありではないでしょうか。
もちろん当店でもEfficientGrip Comfortを取り扱っておりますので、タイヤに関して気になることや、タイヤ選びにお困りであれば、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。
こちらの記事はEfficientGrip Comfortをホンダ フィットシャトルに装着した人のレビューをご紹介しています。
参考【ホンダ シャトル タイヤ 評価】高い静粛性って本当!?グッドイヤー E-Grip Comfort 【レビュー#1】
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実際にEfficientGrip Comfortをエスティマに装着した際の作業日誌もございますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考[レビューあり]エスティマにおすすめ!グッドイヤーのエフィシェントグリップコンフォートを装着しました[245/40R19]
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