豆トラクター(耕運機)のタイヤ交換を行いました。
タイヤサイズは非常に小さい3.50-5 2PRです。
耕運機のタイヤは非常に特殊ですので、販売されいているメーカーも限られています。今回はIRCタイヤとして知られる「井上ゴム」から発売されているものを装着します。
5インチサイズのチューブタイヤとなりますので、手組みでタイヤ交換を行っていきます。チューブの劣化も見られましたので、タイヤと一緒にチューブも交換していきます。
耕運機のタイヤはゴツゴツしたブロックがついており、なかなか減らないイメージも強いのではないでしょうか。
しかしやはりタイヤは消耗品、何度も使用していくうちに、どんどん磨耗していきます。
新品タイヤを比べてみると、ブロック部分が大きく擦り減っているのがわかります。
せっかくですので、タイヤの交換方法もご紹介していきますね。
まずは空気を抜いてからタイヤレバーを使い、ビードを外していきます。
ビードがめくれたら、チューブを取り出していきます。その後、もう片方のビードもホイールから外し、タイヤ自体を取り外します。
次に、新品タイヤを組み付けていきます。
新品タイヤのビード部分に滑りをよくするためにビードクリームを塗り、ホイールを組み込んでいきます。
タイヤを足で上手く抑えながら、レバーを使ってはめこんでいきます。
新品のチューブも入れていきます。
新品のチューブは、空気がない状態だと捻れていたり、シワになったりしています。
このままだとホイールとタイヤの間にチューブが噛んでパンクの原因になりますので、あらかじめ空気を少し入れて膨らましておきます。
チューブにはバルブが取り付けられており、タイヤを組むときにバルブが中に入り込んでしまう可能性があります。
ですので、バルブインサーターと呼ばれる工具を使って、バルブが中に入り込まないようにしながら組んでいきます。
タイヤを組むときは、タイヤレバーでチューブを傷つけないよう慎重に行わなければいけません。
せっかく新品チューブを組んだのに、組むときに傷付けてパンクさせてしまった…!なんて失敗談も聞きます。
もう片方のタイヤも同じ要領で交換し、すべての作業が完了です。
新品タイヤに交換したことで、柔らかい土の上でもしっかり喰いついてくれるようになりました。
スピードも上がり、作業効率も大幅に向上するでしょう!
ご利用ありがとうございました。またのご来店お待ちしております。
当店相広タイヤでは、今回のように、トラクターなど作業車のタイヤ交換も承っております。
また、創業時より培われた知識や経験、ノウハウも豊富にございますので、タイヤに関してお困りであれば、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。