アバルト695トリブート・フェラーリにミシュランのパイロットスポーツ4を装着しました。
タイヤサイズは205/40ZR17です。
タイヤメーカー最大手のミシュランから発売されているパイロットスポーツ4は、電気自動車のフォーミュラレース「フォーミュラE」で培われたテクノロジーが採用されたタイヤとしても有名。
トレッド面に対する溝の割合を調整することで接地面が広くなり、ドライ路面でもグリップ力が非常に優れています。
また、縦方向の排水性を高めるためのストレートグルーブだけでなく、横方向の排水性を高めるアンチ・サーフ・システムも採用されているため、安定したウェットグリップ性能を発揮します。
もちろんコンパウンドも新開発となっており、路面との密着性が非常に高く、ハンドリング性能も優れています。
サイドウォールにはベルベット加工されたデザインが採用されているため、いかにもプレミアムスポーツタイヤという見た目であるのも大きな魅力です。
今回作業させていただいたアバルト695トリブート・フェラーリは、ラリーで世界的に有名なアバルトとF1でお馴染みのフェラーリのコラボによって生産された車です。しかも世界限定1696台という激レア車両!
両社ともフィアット傘下ということで、ベースはフィアット500となっていますが、外観は430スクーデリアと同じデザインである2本のストライプが描かれているのが大きな特徴。
ミラーはカーボンファイバー製で、スパルタンな印象も与えます。
パワートレインには1.4リッター直列4気筒ターボエンジンが採用されています。標準のアバルト500に搭載されているIHI製ターボではなく、ギャレット製固定ジオメトリー式ターボを搭載することで、最高出力は180馬力を出力します。
ラリーで培われたアバルトの技術がふんだんに盛り込まれている最強のコンパクトカーとも言えるでしょう。
希少車ですので、他の車と違うポイントも随所に存在します。ジャッキアップポイントも特殊で、作業は最新の注意が必要。
ガレージ用のジャッキで車体サイドにあるジャッキアップポイントで持ち上げるとフレーム自体が曲がってしまいますので、当店の専用ジャッキで対応しました。
すべての作業が完了しました。
一見可愛らしい見た目をしていますが、走り出すとかなり荒々しい印象。コンパクトな車体と高出力エンジンの組み合わせですので、しっかりグリップするタイヤが欠かせません。
フォーミュラで培った技術が採用されているパイロットスポーツ4を装着することで、本来のポテンシャルを十分に発揮できるようになったとも考えられます!
ご来店ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。