ジムニーにトーヨータイヤのトランパスM/Tを装着しました。
タイヤサイズは195R16です。
トランパスM/Tは、ジムニー用マッドテレーンタイヤの中でも、長い歴史があるタイヤとして有名です。
現在はメーカーの生産が終了しており、オープンカントリーR/Tが後継モデルとして販売されています。
今回は、在庫で残っているトランパスM/Tを探し出して装着しました。
トランパスM/Tのタイヤサイズは195R16の一種類のみ。このサイズがジムニーにぴったりであるため、長い間「ジムニー専用タイヤ」と呼ばれていました。
また、トランパスM/Tは、マッドテレーンタイヤでもあります。マッドテレーンタイヤは、岩場や砂利道などの舗装されていない路面を得意とするタイヤです。
トレッド面は厚めのブロックパターンが採用され、岩場でもしっかり食い付きます。泥や砂利も掻き分けられるため、ロードタイヤでは進めない悪路でも、グイグイ進んでくれます。
写真を見てみると、トランパスM/Tのトレッド面にも、ゴツゴツしたブロックがたくさんあることがわかります。
マッドテレーンタイヤでアスファルト路面を走ると、ロードノイズが大きくてうるさく感じたり、ブロックの摩耗が早くタイヤライフが短くなったりと、デメリットも発生します。
しかし、トランパスM/Tはブロック自体の剛性も高いため、ロードノイズが少なくロングライフです。
今回作業させていただいたシムニーは、2ストのエンジンを搭載した珍しいモデルです。
2ストジムニーは1981年〜1987年にかけて販売されていました。
80年代の車は、排ガス規制の問題から、2ストロークから4ストロークへ移行が進んでいましたが、ジムニーは、軽量な車体や、2ストならではの吹け上がりの良さを残すために、あえて2ストの道を選びました。
そして、結果的にジムニーが日本最後の2スト乗用車となったのです。
走行音を聞くと、まるで90年代のレーサーレプリカバイクのような音をしています。このエンジン音が好きな人も多く、現在も多くのファンがいるほどです。
また、2ストジムニーは車重自体が700キロ前後と非常に軽量。大きくタイヤに負担をかけることはありません。
もともと装着していたタイヤ幅は175mmでしたが、トランパスM/Tは195mmと、幅広になっています。
写真で見比べてみると一目瞭然。パターンもアグレッシブであることがわかります。
すべての作業が完了しました。
無駄のないフォルムのジムニーと、トランパスM/Tの組み合わせが非常にマッチしています!
思う存分2ストジムニーの走りを楽しんでください!
ご利用ありがとうございました!またのご利用をお待ちしております。