ランサーエボリューションにゼスティノのZ-REX ZTS-5000を装着しました。
タイヤサイズは245/40R18です。
「ゼスティノ」は非常に新しいメーカーですので、「聞いたことがない」という人の方が多いと思います。
ゼスティノは、モータースポーツのタイヤメーカーで、日本で企画開発を行い、中国の生産拠点で製造することで、高い性能のスポーツタイヤを安く供給することに成功しています。最近では、日本だけでなく、アメリカなど海外でも注目されるようにもなりつつあります。
もともとゼスティノには、
- Gredge
- Acrova
- Brioz
3種類のシリーズがありました。しかし今回の「Z-REX」は、これらのシリーズを単に改良させただけではなく、ゼロから作り上げる新規プロジェクトで作られました。
Z-REXは、エア圧の調整で、より反応する「ZAPA構造」を採用し、空気圧の調整でで自由自在にグリップ力をコントロールする「エア・レボ」技術が特徴的です。これにより路面や温度が変化しても、エア圧調整をすればいつでも最適なグリップを維持できるようになったのです。
例えば、低速でのグリップを上げたいから空気圧を下げたり、高いスピード域でのフラつきを抑えたいから空気圧を上げたりすることも可能です。
エア圧調整もセッティングの一部として車を楽しみたい人にはぴったりのタイヤとも言えるのではないでしょうか。
また、スポーツタイヤと言っても、センターには2本の縦溝や、サイドから外側に向け横溝もしっかり刻まれていますので、ウエット路面でも安定した性能を発揮します。
今回作業させていただいたお車は、ランエボの愛称でお馴染みの三菱ランサーエボリューションです。
ランエボは、90年代から販売を続けているモデルで、もともとWRCでのホモロゲ獲得用に開発されていました。今は三菱を代表するスポーツセダンやステーションワゴンとして位置付けられており、根強い人気があります。
お客様のランエボは通称「エボX」と呼ばれる最新モデルです。ジェット戦闘機をモチーフにしたフロントグリルのデザインのおかげで、フロント周りは攻撃的な印象を与えます。もちろんセダンらしい乗り心地もしっかり存在するため、幅広いユーザーに支持されています。
もちろんWRCで培われた足回りやターボ、4WDシステムも搭載されており、2000ccクラスの車の中ではトップクラスの走行性能を持ちます。
お客様は免許を所得した頃からこの車を大事に乗られておりました。ボディもピカピカに磨かれており、大事に乗られていることが伝わってきます。
ちなみに前回装着していたタイヤとも見比べてみましょう。
ZTS-5000の方が明らかに接地面積が大きく、グリップしそうな雰囲気が伝わってきますね!
すべての作業が完了しました。
新品タイヤになったことで、グリップの向上はもちろん、剛性も向上しました。運転してみると、ハンドルを切った時の反応が向上していることに気が付くはずです。
空気圧の違いによって愛車がどのように変化するのかも楽しんで頂けたらと思います。
ご利用ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。