グッドイヤーは2021年8月から新スタッドレスタイヤ「アイスナビ8」を販売しました。
アイスナビ8は従来モデルのアイスナビ7と比べ、氷上・雪上性能が大幅に向上しただけでなく、効き持ちとロングライフ性能も両立しているプレミアムスタッドレスタイヤです。
スタッドレスタイヤは通常のアスファルト路面を苦手しますが、本製品はライフ性能も向上していますので、移動が多いユーザーにおすすめのタイヤと言えるでしょう。
今回は、そんなアイスナビ8の特徴を詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
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もくじ
アイスナビ8の特徴
アイスナビ8は、従来モデルのアイスナビ7と比べると、図のように全ての性能が鍛え上げられているタイヤです。
また、その中でも次の性能が大幅に向上しています。
- 氷上ブレーキ性能・・・8%向上
- 氷上コーナリング性能・・・5%向上
- 転がり抵抗・・・2%向上
- パターンノイズ・・・31%向上
- ロードノイズ・・・16%向上
スタッドレスタイヤに求められる氷上性能の向上はもちろん、一般走行で求められるパターンノイズの低減にも貢献しているため、日常的にもさらに使いやすいタイヤに進化しています。
それでは具体的に、どのような変更になったのかを見ていきましょう。
左右非対称パターンの採用で「コーナリング性能」が向上
アイスナビシリーズは、7から左右非対称パターンが採用されています。
非対称パターンとは、文字通り左右で異なる形状のパターンが採用されているタイヤのことを言います。
一方はコーナーでのグリップ向上を狙ったパターンを採用し、もう一方は静粛性や乗り心地が重視されたパターンを採用し、2つの特性の良いとこ取りをしていることになります。
ただし、非対称パターンはタイヤの外側と内側が決まっているため、装着方向を間違えないように組む必要があります。サイドウォールに「OUTSIDE」「INSIDE」との表記がありますので、しっかり確認してから装着するのを忘れないようにしなければいけません。
アイスナビ8のOUT側には、剛性を高めるパターンが採用され、旋回時の操縦安定性が確保されています。
また、IN側にはLAND比をアイスナビ7より2%向上したパターンを採用することで、路面との密着性も向上しています。
トレッドゴムの見直しで「氷上ブレーキ性能」向上
トレッド分には多方向にラグ溝やスロットを配置することで、引っ掻き効果が向上するようになっています。
また、コンパウンド自体も改良されていますので、氷上ブレーキ性能が8%も向上しています。
専用プロファイル設計により「操縦安定性」「ライフ性能」も高レベルをキープ
アイスナビ8専用に最適化されたプロファイルにより、トレッド剛性が高められています。このおかげで、優れたハンドリングや操縦安定性を実現。
また、通常のスタッドレスタイヤは、雪上性能が向上するとライフが短くなる特徴もありますが、均一摩耗プロファイルのおかげで摩耗エネルギーを分散してくれますので、優れたライフ性能も持ち合わせています。
さらに、摩耗エネルギーを分散するプロファイルであるため、旧モデルのアイスナビ7と比べて転がり抵抗が2%低減。夏タイヤと比較しても遜色無い転がり性能となります。
ピッチ配列の最適化でウェット性能・静粛性能も向上
通常のスタッドレスタイヤは氷上性能や雪上性能を向上させると排水性が下がりがちですが、アイスナビ8はショルダーの主軸とラグ溝を深くすることで、排水性をキープしています。
同時にピッチ配列も最適化し、パターンノイズも軽減しています。
アイスナビ8のサイズ展開
アイスナビ8のサイズは、13〜19インチ、69サイズとなっています。
ここでは、アイスナビ8のサイズ展開を一覧でご紹介しますので、愛車のタイヤサイズがあるかどうか確認してみてください。
19インチ | 18インチ | 17インチ | 16インチ | 15インチ | 14インチ | 13インチ |
---|---|---|---|---|---|---|
255/35R19 96Q | 255/35R18 90Q | 205/45R17 88Q | 195/45R16 80Q | 165/55R15 75Q | 165/55R14 72Q | 155/65R13 73Q |
275/35R19 100Q | 225/40R18 92Q | 215/45R17 87Q | 195/50R16 84Q | 175/55R15 77Q | 165/60R14 75Q | 165/65R13 77Q |
245/40R19 98Q | 235/40R18 95Q | 225/45R17 91Q | 185/55R16 83Q | 185/55R15 82Q | 155/65R14 75Q | 155/70R13 75Q |
225/45R19 92Q | 245/40R18 93Q | 245/45R17 99Q | 195/55R16 87Q | 165/60R15 77Q | 165/65R14 79Q | 145/80R13 75Q |
245/45R19 102Q | 215/45R18 89Q | 205/50R17 93Q | 205/55R16 91Q | 185/60R15 84Q | 175/65R14 82Q | 155/80R13 79Q |
225/45R18 95Q | 215/50R17 91Q | 175/60R16 82Q | 165/65R15 81Q | 185/65R14 86Q | 165/80R13 83Q | |
235/45R18 94Q | 225/50R17 94Q | 185/60R16 86Q | 175/65R15 84Q | 165/70R14 81Q | ||
245/45R18 100Q | 205/55R17 91Q | 195/60R16 89Q | 185/65R15 88Q | 175/70R14 84Q | ||
225/50R18 95Q | 215/55R17 94Q | 205/60R16 92Q | 195/65R15 91Q | 185/70R14 88Q | ||
235/50R18 97Q | 225/55R17 97Q | 215/60R16 95Q | 205/65R15 94Q | |||
245/50R18 104Q | 195/60R17 90Q | 195/65R16 92Q | ||||
215/55R18 95Q | 215/60R17 96Q | 205/65R16 95Q | ||||
225/55R18 98Q | 225/60R17 99Q | 215/65R16 98Q |
アイスナビ7とアイスナビ8の実物を比較
実際に旧モデルのアイスナビ7とアイスナビ8を比較してみたいと思います。
まずはラベルから見ていきましょう。
アイスナビ7はシンプルなデザインでしたが、新型のアイスナビ8はロゴの背景に雪山をイメージしたデザインになっています。
次に、トレッドパターンを比較してみましょう。
新型となったことで、対照パターンから非対称パターンへと大きく変更しているのがわかります。
また、ブロックの形状がエッジが多くなるように変更されています。
写真では分かりづらいですが、サイドの角が少し丸みも帯びています。
カーブの際に接地面が増えるような設計となっていますので、コーナリング中も安定したグリップを維持してくれます。
アイスナビ8の方が角の多いブロック形状をしているのがわかります。
イン側もひし形のブロックがガッチリ氷を捉えてくれるようなデザインとなっています。
アイスナビ8の表記は小さくて控え目なイメージです。
その代わり、表記の両サイドに雪山をイメージしたデザインが施されています。
店舗からの評価
ライフ性能を維持していることから、普段は雪道を走ることが少ないものの、年間の走行距離の多い方におすすめのスタッドレスタイヤです。
また、アウト側の剛性を高め、旋回時の操縦安定性を確保していますので、雪道以外でも安心して走行できます。
ほかにも、通常のスタッドレスタイヤが苦手とするウェット路面であっても、ピッチ配列の最適化によって安定したグリップを発揮します。雨の日でも安心して走行できるのは、走行距離の少ない方にとっても大きなアピールポイントではないでしょうか。
まとめ
グッドイヤーのアイスナビシリーズの中でも歴代最高性能を誇るアイスナビ8。左右非対称パターンの採用により、氷上性能だけでなく、ウェットブレーキ性能や操縦安定性も向上していますので、日常生活の使用でも気兼ねなく使用できます。
また、氷上性能や雪上性能だけでなく、ライフ性能が強化されているのが大きなポイントで、日常的に車を利用する人にもおすすめできるタイヤです。
幅広い車種に対応できるようなサイズ展開ですので、お客様のお車にあったサイズもすぐに見つかるのではないでしょうか。
また、アイスナビ8は当店でもお取り扱いしておりますし、それ以外のスタッドレスタイヤもお取り扱いしております。
タイヤ選びでお困りであれば、豊富な経験を持つ当店にぜひご相談いただければと思います!一緒に最適なタイヤをお探ししましょう!
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株式会社相広タイヤ商会
タイヤガーデン川越
- 営業時間:平日・土曜日 8:30~18:00
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