タイヤメーカーと聞くと、皆さんはどのようなメーカーが思い浮かびますか?
一般的に有名なメーカーとなると、国内だとブリジストンやダンロップ、海外だとミシュランやピレリなどが、有名どころとしてあげられるのではないでしょうか。
世界には100を超えるタイヤメーカーが存在し、さまざまなブランドのタイヤが販売されています。
ともなると、一体どのタイヤを選べば良いのかわからないなんてことも出てくると思います。
タイヤ選びは、人気の高いメーカーを選ぶという方法もあります。
タイヤの売上高ランキングで上位に入るメーカーは、品質・性能・価格などのバランスが良く、ユーザーが満足できるものが多いので、選んでおけば間違いないでしょう。
ここでは、米専門誌「タイヤビジネス」が、2020年の世界のタイヤメーカーの売上高を元に、ランキングをまとめて発表したものを、詳しくご紹介していきます。
もくじ
2020年世界のタイヤメーカー売上高ランキング
2020年順位 | 2019年順位 | 社名 | 国 | 売上高(100万USドル) |
1 | 1 | ミシュラン | フランス | 22,935.0 |
2 | 2 | ブリヂストン | 日本 | 20,750.0 |
3 | 3 | グッドイヤー | アメリカ | 11,440.0 |
4 | 4 | コンチネンタル | ドイツ | 9,908.0 |
5 | 5 | 住友ゴム | 日本 | 6,369.1 |
6 | 7 | ハンコック | 韓国 | 5,305.0 |
7 | 6 | ピレリ | イタリア | 4,888.0 |
8 | 8 | 横浜ゴム | 日本 | 4,349.0 |
9 | 10 | 中策ゴム | 中国 | 3,896.2 |
10 | 9 | マキシス/チェンシン | 台湾 | 3,788.7 |
11 | 11 | 東洋ゴム | 日本 | 2,870.0 |
12 | 14 | リングロング | 中国 | 2,753.8 |
13 | 13 | クーパータイヤ | アメリカ | 2,521.0 |
14 | 11 | ジーティータイヤ | シンガポール | 2,497.0 |
15 | 15 | アポロタイヤ | インド | 2,296.7 |
トップ15社の順位を見てみると、大きな変動はないように思います。
しかし、昨年に引き続き上位75社全体の売上高は、前年と比べ7.9%減の1459億5000万ドル(日本円に換算すると約16兆580億円)という結果に。
昨年度はミシュランが売上高を10%近く伸ばし、11年連続でナンバーワンの座に居座っていたブリヂストンを抑えての1位となっていました。
そして2020年度の売上高ランキングも、ミシュランがブリヂストンを抑え、2年連続売上高ナンバーワンとなりました。
ちなみに前年度は約7億ドルの差でしたが、今回は約22億ドルと、その差が大きく開くことになりました。
とはいえ、ミシュランとブリヂストンの売上高は、他のタイヤメーカーと比べるとダントツです。
また、ランキングによってはブリヂストンがトップとなっているものもありますので、しばらくの間は、この2メーカーがタイヤ市場のトップに居座り続けるのは、間違いないでしょう。
3位のグッドイヤーは114億4000万ドルとなっておりますが、今年の6月に13位のクーパーを買収完了しているとアナウンスしたため、来年度はトップ2強に迫るのは間違いないでしょう。
そのおかげで、北米市場の販売競争は、より激化するのではないでしょうか。
ちなみにブリジストンは現在プレミアム商品の販売強化を進めており、2023年に調整後営業利益率13%レベルと目指すとアナウンスしています。
上位のタイヤメーカーの傾向
トップ3のタイヤメーカーの傾向を見ていきましょう。
2年連続売上高No.1!【ミシュラン】
世界で初めてラジアルタイヤを発売したメーカーで、タイヤメーカーの中でも重鎮的な存在のミシュラン。フランスに本拠地を持っています。
MOTOGPなど、二輪事業でも順調にブランドを展開しており、バイク用タイヤ販売数も好調です。
また、ここ数年でカムソやマルチストラーダなどを買収し、販売力を伸ばし続けることで、昨年度に続いてトップの座を守ることに成功しました。
大手タイヤメーカーの中では珍しく、自転車用タイヤの販売も行なっているのも、大きな強みではないでしょうか。
もちろん日本でも人気が高く、「パイロット」や「プライマシー」などのブランドのタイヤは、高品質で高い人気があります。
世界に誇る日本のメーカー!【ブリヂストン】
世界に誇る日本のタイヤメーカーで、アジア圏を中心に圧倒的な人気を誇ります。
昨年度からミシュランにトップの座を渡してしまいましたが、その品質は依然世界一と言えるでしょう。
2018年まで売上高11年連続ナンバーワンという輝かしい栄光を持っており、タイヤ業界の「ビッグ3」とも呼ばれています。
タイヤ製品事業としては、乗用車やトラック、二輪車などだけでなく、農業車や航空機など、ありとあらゆるジャンルに製品を販売しております。
「レグノ」「ポテンザ」「エコピア」「ブリザック」などのブランドタイヤは非常に有名ですね。
北米での地位を確固たるものに!【グッドイヤー】
アメリカ最大級のタイヤメーカーのグッドイヤーは、昨年度から16.4%減少と厳しい数字となっていますが、4位コンチネンタルも12.1%減、5位の住友ゴム工業も9.8%減ということで、順位自体は堅持する結果となりました。
今年度に13位のクーパーを買収したため、来年度は大きく売上高が上がるのではないでしょうか。
グッドイヤーのタイヤは、86/BRZレースやヴィッツレースになどにタイヤを供給しており、スポーツブランドのタイヤを中心に、徐々に使用ユーザーが増えてきました。
また、日本をはじめ、ドイツやイタリア、イギリスなどで新車装着タイヤとして使用されており、高い品質を持つブランドであることも証明しています。
トップ3以降のタイヤメーカーとアジアンタイヤの動向
トップ3以外の上位のタイヤメーカーを見ると、ヨーロッパの大手タイヤメーカーの名前が出てきます。
コンチネンタルは前年比12.1%減ですが、しっかり4位をキープ。
そして5位の住友ゴム工業までは順当に来ましたが、なんと6位には韓国のタイヤメーカーハンコックがついにピレリを抑えて食い込んできました。
ハンコックやチェンシンタイヤ、マキシスなどは、当店のお客様にも選んでいただくことが多くなってきており、アジアンタイヤの勢いは増すばかり。
もはや「アジアンタイヤは性能がイマイチ」という言葉は一昔前のもので「アジアンタイヤは高品質でリーズナブルな価格のタイヤ」と言った方が良いかもしれません。
当店でも様々なメーカーのアジアンタイヤを積極的に販売しております。
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国内タイヤメーカーの動向
さて、ランキングを上位から見ていくと、ダンロップで有名な住友ゴム工業は5位、ヨコハマタイヤの横浜ゴムは8位、トーヨータイヤは11位と、日本のメーカーもしっかり上位に食い込んでいるのがわかります。
特に国内では、ブリヂストンに負けず劣らずダンロップも非常に有名ですね。
ヨコハマタイヤは4輪レース界で有名ですので、レース好きのユーザーから高い支持を得ていると言えるでしょう。
トーヨータイヤは「専用タイヤ発想」というコンセプトのもと、それぞれの車種に合うように設計されたタイヤを製造しており、海外からの評判はかなり高くなっています。
ちなみに北米向けには「ニットー」というブランドで展開しています。
まとめ
コロナウイルスの影響をもろに受けた2020年度の売上高は、やはり全体的大きく下がってしまっている状態でした。
しかしその中でも、相変わらず日本のメーカーもしっかり上位に食い込んでいるのは嬉しいところです。
ランキング上位に食い込むタイヤメーカーの製品は、どれも信頼できるものばかり。
もちろんランキングが全てではありませんが、タイヤ選びに迷ったら、1度上位のタイヤメーカーから気になったところのサイトを調べてみたり、カタログを手に入れたりして検討してみるのはいかがでしょう。
また、もしタイヤ選びに迷ってしまったら、お気軽に当店へご相談下さい!
当店相広タイヤは、創業以来様々なメーカーのタイヤを取り扱ってきた実績がございます。
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