ヨコハマタイヤのグローバルブランドである「ADVAN」シリーズは、様々な性能を持つタイヤが展開されています。
今回ご紹介するADVAN dB V553は、ADVANシリーズの中でも「プレミアムコンフォートタイヤ」として位置付けられる「ADVAN dB」最新モデル。ADVAN dB V552の後継モデルとして2024年2月に登場しました。
そこで本記事では、ADVAN dB V553の特徴や、前モデルと比べてどれだけ進化したのかについて詳しくご紹介していきます。
静かで乗り味が優れたコンフォートタイヤをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
※ADVAN dB V553の詳細情報は当社のYouTubeチャンネルでも詳しくご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
もくじ
ヨコハマタイヤのADVAN dBとは

ADVAN dBは、ヨコハマタイヤのフラッグシップタイヤブランド「ADVANシリーズ」に含まれるタイヤです。
名前にdB(デシベル)と付く通り、優れた静粛性が1番の持ち味となっていますが、それに加えて乗り心地も優れたプレミアムコンフォートタイヤとなっています。
そして約7年ぶりに登場したADVAN dB V553は、2024年2月に登場した最新モデル。低燃費性能やウェット性能も高められ、街乗りタイヤに求められる性能を高次元で両立しています。
ADVAN dB V553の特徴
ADVAN dB V553の特徴は、大きく4つあります。
- 高いコンフォート性能
- 摩耗しても性能が長く続く
- ウェット・燃費性能も両立
- どんな車にもマッチする
コンフォートタイヤが持つ高次元の静粛性や乗り心地はもちろん、その機能が長く続くのがこのタイヤの大きな強みです。
また、ウェット・燃費性能も安定しており、どのようなお車にもマッチするようにできています。
さらに、ヨコハマタイヤのメーカー独自の技術が惜しげもなく投入されています。これらの技術も詳しく見ていきましょう。
新開発の「パターンデザイン」

まずはトレッド面にあるタイヤパターンを見ていきましょう。
ADVAN dB V553は左右非対称パターンを採用しています。
イン側には全部で144種類の形状のブロックが敷き詰められており、地面に接地した際に発生する音を分散。静粛性に大きく貢献しています。
また、アウト側のブロックには3Dサイプが入り、ブロック剛性も高められています。アウト側の剛性を強くすることで、操縦安定性が高く、摩耗に強いタイヤになります。
さらに、4本の主溝のおかげで優れた排水性も発揮します。
ちなみにADVAN dB V553のパターンデザインは、タイヤ幅185mmを堺に「V553」と「V553A」の2種類が用意されています。

タイヤの大きさに合わせてパターンが最適化されているため、様々なお車とマッチします。
乗り心地重視の「タイヤ構造」

ADVAN dB V553には、専用設計のコンパウンドが採用されています。
本来ならウェット性能と低燃費性能は相反するものですが、独自の技術で開発したタイヤ素材を使用することで、両性能を高次元でバランスさせています。
また、タイヤを構成するベルトやゴムには、振動やロードノイズを抑制する素材も使われています。
- サイレントベースゴム・・・人間が耳障りに感じる音域100〜160Hz周波数帯のロードノイズの発生を抑える
- サイレントカバー・・・ベルト部の剛性を高次元でコントロールし、タイヤの振動を抑える
スタイリッシュな「サイドデザイン」

プレミアムコンフォートタイヤとして販売されているADVAN dB V553は、外観上も妥協のない作りをしています。
サイドウォールにある「ADVAN dB」の文字は、くっきりと浮かび上がる「スタイリッシュ&ダークデザイン」を採用。サイドビューも格好良い仕上がりで、ひと目見るだけでADVANブランドのタイヤだとわかります。
また、ロゴの周りには降り注ぐ雨をイメージした模様と、「E+」マークが入っています。
E+マークとは
車重が重く、高トルク、静粛性が高いなどの特徴がある「電動車※」にも適したタイヤであることを証明するヨコハマタイヤ独自の認証マークです。※電動車は電気自動車(BEV・EV)だけでなく、ハイブリッド車(HEV・PHEV)や燃料電池車(FCEV)など、モーターを動力とした車全てに当てはまります。
ADVAN dB V553と前モデルV552との比較
ADVAN dB V553は、前モデルV552と比べて、次のような性能改善があります。
- パターンノイズ・・・15%低減
- 摩耗時ロードノイズ・・・22%低減
- 摩耗時ウェット性能・・・9%低減
- 耐摩耗性能・・・11%向上
- ドライ操安・・・2%向上
やはり静粛性に力を入れたモデルだけあり、パターンノイズやロードノイズが大きく低減しています。
また、耐摩耗性能も高められ、より長持ちするタイヤへと進化しています。
トレッドパターンの違い
ADVAN dB V553は4本の主溝に面している各ブロックの角の面取りも行われています。
このおかげで車重がかかってもしっかりとタイヤの性能が発揮できるようになっています。
ちなみにV553の方のパターンデザインや4本の主溝も奥までしっかりと切られていますが、エンド部はV字ではなくU字になっています。
これにより摩耗が進んでも主溝の太さが変わることが無く、安定したウェットグリップが発揮できます。

写真で比較すると、縦の主溝が太く見えると思います。
これは上記のU字になっているため、太く見えるようになっています。

アップでみると、センターのブロックが大きくなったのがより分かると思います。
これにより、接地面が増え、ブロックの倒れ込みも抑制され耐摩耗性が向上しています。
サイドウォールの違い
ADVAN dB V553は、サイドウォールに雨をイメージした「レインドロップス サイドデザイン」が刻まれています。また、「E+」マークも付けられています。

アドバンの文字がより黒く見えるようにアドバンスポーツV107と同様にスタイリッシュ&ダークデザインが採用されています。
ラベルの違い

ラベルはほとんど変化が無いですね。
ADVAN dB V553のサイズ展開
ADVAN dB V553は、14〜21インチ、47サイズが展開されています。
※2024年11月時点
21インチ | 20インチ | 19インチ | 18インチ | 17インチ | 16インチ | 15インチ | 14インチ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
225/45R21 95W | 245/40R20 99W | 235/40R19 96Y | 265/35R18 97W | 205/45R17 88W | 195/55R16 87V | 165/55R15 75V | 155/65R14 75H |
235/45R21 101V | 245/40R19 98W | 225/40R18 92W | 215/45R17 91W | 205/55R16 91W | 185/60R15 84H | ||
225/45R19 96W | 235/40R18 95W | 225/45R17 91W | 195/60R16 89V | 175/65R15 84H | |||
245/45R19 102Y | 245/40R18 97Y | 245/45R17 99W | 205/60R16 92V | 185/65R15 88H | |||
195/50R19 88H | 215/45R18 93W | 205/50R17 93W | 215/60R16 95V | 195/65R15 91H | |||
245/50R19 101W | 225/45R18 95W | 215/50R17 95V | |||||
225/55R19 103V | 235/45R18 98W | 225/50R17 94W | |||||
245/45R18 100W | 215/55R17 94W | ||||||
225/50R18 99W | 225/55R17 97W | ||||||
235/50R18 97W | 195/60R17 90H | ||||||
245/50R18 100W | 215/60R17 96H | ||||||
225/55R18 98V | 225/60R17 99H | ||||||
225/60R18 104W | 225/65R17 106V |
店舗の意見
ADVANシリーズのプレミアムコンフォートタイヤの「ADVAN dB」。その頂点に位置付けられるV552が、約7年ぶりに新しくなって登場しました。
ADVAN dB V553が持つ1番の特徴は、高い静粛性や乗り心地、ウェット性能が摩耗しても長く維持し続けられるところにあります。
また、本製品から新たに「E+」マークも付いています。
最近はテスラやBMWなど、輸入車を中心に高性能なBEVが次々と導入され、日本でも電気自動車の普及が進んでいます。ADVAN dB V553はそういった次世代のお車にも最適なタイヤだと言えるでしょう。
サイズ展開も豊富にございますので、お車にコンフォート性能を求めている方は、ぜひご検討ください。
まとめ
もう一度、前モデル「V552」と比べてどれだけ性能が上がったのかを見てみましょう。
- パターンノイズ・・・15%低減
- 摩耗時ロードノイズ・・・22%低減
- 摩耗時ウェット性能・・・9%低減
- 耐摩耗性能・・・11%向上
- ドライ性能・・・2%向上
ADVAN dB V553の方は摩耗時の性能向上が目立つタイヤに仕上がっているため、「減ってきても静かなタイヤが良い」とお考えの方にも最適です。
もちろんハンドリング性能やウェット走行性能も高められていますので、普段からお車に乗られる方もご満足いただけるでしょう。
ADVAN dB V553は、当店相広タイヤ商会 タイヤガーデン川越でもお取り扱いしております。
お客様のお車に適したタイヤのサイズなどもお調べいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。